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エコプロダクツ2010報告

【報告】

フェアウッド・パートナーズは、より広くフェアウッドを知ってもらおうと、去る12月9日~11日、東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2010」(主催:社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社)に出展しました。745社・団体が出展し、述べ18万人以上が来場した国内最大級の環境展示会で、床からワークショップまでフェアウッド尽しのブースは、「いい香りがする」「ほっとする」などと好評で、第1回「エコ&デザインブース大賞最優秀賞」も受賞。2011年が国際森林年であることや、折からのエコブームも手伝って大盛況の3日間となりました。

■巨大オブジェでフェアウッドを知る

今回の出展は、昨年(2010年)11月に「フェアウッド応援宣言」を策定した(株)乃村工藝社との共同によるもの。とことんフェアウッドにこだわろうと、まずブース全体に、乃村工藝社が国内間伐材利用のため開発したフローリング材を敷き詰めました。しかも、他の国際展示会で使用されていたものを再利用。さらにシンボルとして、高さ3.6メートルの木製オブジェを「建設」。素材は、こちらも他の展示会で使った尾鷲杉の無垢の床板と、通常細すぎて伐り捨てられる小径間伐材(奈良県の吉野杉)を特殊乾燥した角材です。しかも、この小径間伐材はエコプロ終了後はベンチにして幼稚園などに寄贈する予定と、徹底して再利用にこだわっています。

オブジェのテーマは「循環/Circulation」で、2か所の口から出入りできます。中に入ると、ストーリー仕立ての半透明の布製パネルが展開。中央には宮崎県諸塚村のシイタケ原木に使われず大きくなりすぎたコナラ材を活用したテーブルやインテリア小物、インドネシアのコミュニティ林からの植林チーク材で作られたスツール、といったフェアウッドな商品が置かれています。来場者は「回答すると美味しいコーヒーが当たる」とスタッフに促され、ほとんどの方がクイズに挑戦されていました。そのコーヒーももちろんフェアトレードで、容器には間伐材を使用したECO BLACK。広い会場を歩き疲れた来場者には、木のテーブルで温かいコーヒーを一服する時間はちょうどいい休憩になったようです。

また、「コンクリートの上を歩くとすぐに足が疲れるが、ここは木なので柔らかくて気持ちがいい」と話す人や、「こういうイベントは色や文字があふれてお腹いっぱいになるが、ここに来るとほっとする」といった声も聞かれました。 「木のいい香りに惹かれて入ってきた」と言う会社員の女性(29歳)は「親の代は木製だったベッドも自分のものは鉄パイプだったりして、身の周りに木製品が減っている。木は長持ちするし、何より癒されるものだと、改めて木の良さが実感できた。さらにフェアトレードやFSCだと気分がいいので、特にプレゼントには少し値段が高くても選びたい」と感想を話してくださいました。また、デザイン会社代表の男性(48歳)は「デザインする際、素材については木か鉄か、値段はいくらか、程度しか考えていなかった。これを機にもっと勉強して、フェアウッドかどうかという視点も加えていきたい」とおっしゃっていました。

■手でフェアウッドに触れ、創造する

オブジェの外では、赤目の里山を育てる会が除伐材の粉砕チップをペレットにする機械を実演運転し、できたペレットを燃料にストーブが焚かれています。その真っ赤な炎をバックに開催されたのが、ワークショップ。毎日異なる木材のプロを講師に、参加者の皆さんには、雑木林の手入れで生じた材や都市木材、FSC認証材によるコースター作りなどに挑戦していただきました。

初日、埼玉県・三富(さんとめ)地域の雑木林から発生したコナラの端材でコースターを作った、出版社に勤める女性(21歳)は「一日中デスクワークなので、机の上の環境は重要。今までマイカップに布のコースターを敷いていたが、明日からこれを使いたい。愛着も温かみもあって癒されそう」と嬉しそうに話してくださいました。3日目、ニュージーランドのFSC認証材・シルバービーチを磨くワークショップに参加した会社員の男性(28歳)は「建設関連の仕事で、安い外材に押される国内林業の現場を見てきたが、関税をかけて守るのがいいのか、問題解決は難しい」「フェアウッドの大義名分はわかっても自分で買うとなると価格に打ちのめされる」と、講師の(有)ジャパンモールディング社長・中野秀治さんと熱心に話し合っていらっしゃいました。

一方、小さな子どもたちに人気だったのが、おもちゃコーナー。間伐材で作られたブロックで小さな家を作ったり、「年賀状に貼ったらいいよね」とウサギの型を選んで木のシールをくり抜いたり、にぎやかに遊んでいました。 また、2日目には、今回のエコプロ展で創設された「エコ&デザインブース大賞」の「最優秀賞」を受賞。本部より贈られた木製トロフィーと手すき和紙の賞状が、巨大オブジェの中央で注目を集めていました。こうしてたくさんの方にフェアウッドに触れていただき、3日間のイベントは成功裏のうちに幕を閉じました。ご来場くださった皆さま、ご協力くださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。


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