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マレーシアの森林

マレーシアは、東南アジアの中央部に位置し、南シナ海をはさんでマレー半島南半分(半島マレーシア)とボルネオ島北西部(東マレーシアのサバ州とサラワク州)からなっています。

Sarawak Forest
サラワク州の森
国際熱帯木材機関(ITTO 2006)の記述によれば、マレーシアの森林は主に低地と低丘陵地とに分布し、熱帯湿潤林に分類され、フタバガキ科(Dipterocapus)を中心とする森林です。かつてはこのような森林が国内全土を覆っていましたが、特に半島部においてはイギリス植民地時代に、人手の入りやすい低地林の多くがゴム農園に転換されました。独立後の1960年代中頃からは、ゴムに代わりアブラヤシ(オイルパーム)農園が造成されてきました国連食糧農業機関(FAO 2006)によれば、マレーシアの森林は、1990~2000年に78,000 ha(0.4%)、2000~2005年に140,000 ha(0.7%)が減少しており、依然、森林開発による森林減少は続いています。

Sarawak Forest
半島マレーシアのアブラヤシ農園
現在、マレーシアの森林は1,950万haで国土面積の59%を占めています。その他16%がゴムやアブラヤシなど樹木作目を含む農地、25%が家屋、インフラ等その他の土地利用となっています。マレーシアの森林は、大きく永久保存林(permanent reserved forest)と州有地林とに分けられます。前者は農用地などへの転用をせず永久的に森林(天然林経営/人工林経営を問わず林業経営を伴います)として保全するもの、後者は農用地などへの転用が認められているものです。また用途では、生産林と国立公園などを含む保護林とに分類されています。その割合は、マレーシアの森林全体で75%が生産林です。地域別の森林面積は、半島部が590万ha(30%)、サラワク州924万ha(47%)、サバ州436万ha(22%)となっています。

近年、天然林丸太資源が枯渇しつつあるマレーシアでは、2006年に人工造林プログラムを打ち出し積極的に人工林造成を奨励しています。この開発は、特にサラワク州で顕著で、合法的な開発とはいえ、既存の森林減少と貴重な生物多様性の喪失の大きな一因となっています。

マレーシアからの木材調達における環境・社会影響評価(2009年) (PDF 1.1MB)

主要な木材生産地(州)の地図

ここでは、各生産国における主要な木材生産地(州)の地図を紹介しています。地図は以下の5種類に分かれていますあり、それぞれの要素の分布を示しています。

i) 保全林と保護林(Conservation and protected area map)
ii) 永久保存林(Permanent reserved forest / Permanent forest reserves / Permanent forest estates)

主要な木材生産地(州)

半島マレーシア(Peninsular Malaysia)
サバ州(東マレーシア)(Sabah State)
サラワク州(東マレーシア)(Sarawak State)


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