第1回フェアウッド調達研究会 開催報告
2007.7.6

第1回研究会(7月5日 木曜日) 開催日・テーマ
ロシア・中国の林業政策、木材貿易、加工産業の最新動向
〔プログラム〕
(1) ロシア材調達リスクについて
〔FoE Japan ロシアタイガプログラム 佐々木勝教〕
(2) 中・ロ国境付近の木材流通の現状について
〔神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員 山根 正伸 氏〕
(3) ディスカッション
今回のテーマはロシア・中国の林業政策、木材貿易、加工産業の最新動向ということで、フェアウッド事務局より佐々木勝教(FoE Japan)から「ロシア主要木材産地最新情報と違法リスク回避の展望」、神奈川県自然環境保全センターより山根正伸氏からは「中国の国内事情と対ロシア木材貿易の現状」という題でご報告をいただきました。

当面の対策として、行政レベルでの連邦-地方政府との連携と変革プロセスの把握、企業同士でのサプライチェーン情報の透明性と信頼性を高める継続的な協力とともに、個別企業レベルだけでは解決困難な問題に対して行政や市民・NGOも含めた連携強化などが提案されました。

両報告後のディスカッションでは、会場から現場での最新の所感や対応の状況、将来予測、動向など情報交換や質疑応答がなされました。
次回のフェアウッド調達研究会は「インドネシア、マレーシアの林業政策、木材貿易、加工産業の最新動向」と題し、南洋材をテーマに8月2日に開催いたします。