フェアウッド・マガジン 第36号 2009年9月30日
国産材を使うために必要なこと 〜住まいづくりの立場から〜
国産材の研究・活用プロジェクトを進める(株)コスモスイニシアグループの森永真由子さんに、なぜ同社が国産材活用に取り組むことになったのか、国産材を使えるようにするには何が必要なのかについて、プロジェクトの研究成果を踏まえてご紹介いただきます。自然のものである木を客観的に把握し、それを住まい手にきちんと説明することの大切さを訴えています。
http://www.fairwood.jp/news/mmbn/mmat/vol036_1.html
一縷の望みをつなぐコミュニティ・フォレスト 〜インドネシア・スマトラ島ジャンビ州
インドネシア・スマトラ島中央部のジャンビ州メランギン県の小さな3つの村にまたがるコミュニティ・フォレスト。先住民族が伝統的な方法で管理・保全してきた森で、「森林管理の成功例」と地元のNGOによって高く評価されています。しかし、この森を対象に産業植林を行うための許可申請が出されことに対して、地元住民は慣習林として登録することで抵抗を試みています。高木仁三郎市民科学基金の村上正子さんによる現地レポートです。
http://www.fairwood.jp/news/mmbn/mmat/vol036_2.html
紙調達基準におけるバージンパルプの持続可能性
2009年2月に国等が環境負荷の少ない物品等を購入する際の基準となるグリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)で、5月にエコマーク、GPN(グリーン購入ネットワーク)の二つの民間機関でコピー用紙の調達に関する基準が改定されました。この中で、持続可能なバージンパルプについてどのような考え方が示され、どのような確認方法を採用しているのか、地球・人間環境フォーラムの坂本有希による解説です。
http://www.fairwood.jp/news/mmbn/mmat/vol036_3.html
■お知らせ■
フェアウッド・カフェ、好評実施中!
「仕事上がりで難しい話はちょっと…」
「せっかくの休みだし、楽しい場所に行きたいなー」と思っている人のために!
FAIRWOOD PARTNERSはもっと簡単に木や森の話に触れ合える場所、Fairwood Cafe(フェアウッド・カフェ)を開いています。なんと次は東京を離れ山梨、大阪、滋賀でのカフェになります!
みなさん、この機会にぜひオーガニックコーヒーでも飲みながらまったりお話してみませんか?! ★10月3日
【山梨県】森の音楽祭
(http://morimatsuri.jp/)
森に囲まれた爽やかな会場で、アーティストによるライブ、自然にやさしいグッズなどの展示販売に加え、もちろんFAIRWOOD PARTNERSによる「木の来た道」の上映やトークセッションなども予定している、盛りだくさんなイベントです。夕刻からは幻想的なキャンドルによるライトアップも楽しめます!
- 場所:山梨県北杜市高根町清里3545-3902 清里の森音楽堂
- 時間:10:00〜18:00 (※フェアウッドカフェは14:00から)
- 入場料:無料 ★10月11日、12日
【大阪府】第9回 ロハスフェスタ in 万博公園
(http://www.lohasfesta.jp/)
今回でもう9回目となるロハスフェスタ。関西では最も大規模な環境系のイベントのうちの1つです。なんとFairwood Cafeは、そんなロハスフェスタに出展することに決定しました!
あの万博公園に出店するフェアウッド・カフェでは、森林農法の無農薬コーヒーや木の実のお菓子を提供いたします。各地から集めたフェアウッドな家具やテーブルウェアなどの展示・販売や、ベンチやフォトフレームの木工ワークショップも行います。」
当日は西側の入口を入り、少し左手に出展しています。ご来場の際は是非お立ち寄り下さい♪
- 場所:大阪府 万博公園 東の広場
- 時間:10:00〜17:00
- 入場料:100円+公園入園料250円(小・中学生は70円) ★10月18日
【滋賀県】「木の来た道」上映会 in 小舟木エコ村:Cafe Atta
(http://coffee.shiga-saku.net/)
日本で初めて、環境に配慮した持続可能な社会を実現するモデルタウン、小舟木エコ村でFairwood Cafeがオープン♪ あなたが使っている木の製品は、どこから来て、誰が作り、そして今あなたの手に触れていますか?
コーヒーでも飲みながらそんな事を話してみるのも面白いかもしれません。お近くの方は是非お立ち寄り下さい!
- 場所:滋賀県 近江八幡市 小船木町733-22 小舟木エコ村 北入口の角 "Cafe Atta"
- 時間:14:00〜16:00(13:30開場)
- 参加費:500円(飲み物つき)
※その他のFairwood Cafeの予定はこちら
■お知らせ■
連続セミナー「人々の生物多様性」
第2回「水域と人々の暮らし〜メコン河開発と日本」
- 日時:2009年10月15日(木)14:00〜16:30
- 場所:地球環境パートナーシップ・オフィス(EPO)
- 費用:1,000円(※地球・人間環境フォーラム、メコン・ウォッチ、FoE Japanの会員は無料)
メコン河はチベット高原に源流を有し、中国の雲南省、ビルマ(ミャンマー)、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを抜けて南シナ海へと流れる国際河川です。全長約4,800km、流域面積は日本の国土の2倍以上と規模も大きいですが、その生物多様性の豊かさは世界でも有数です。1,200種以上の魚が確認されており、世界最大級の淡水魚メコンオオナマズや淡水にすむカワイルカも生息しています。このメコン河流域の生き物の豊かさは、人々の生活の豊かさにもつながっています。
第2回では、コメンテーターにこの分野の第一人者、レスポンスアビリティの足立直樹さんをお迎えし、メコン・ウォッチの木口由香が、多様な河川利用を紹介しつつ、メコン流域の自然環境とそれに依存する人びとの生活、メコン河開発に伴い最近起き
ているその変化についてご紹介。さらにリバーリバイバル研究所の新村安雄さんより、日本の原風景、また多くの希少生物の生物場所として注目を集めて
いる水田生態系とメコン河についてお話を頂きます。
※詳細は下記のページをご覧下さい。 http://www.gef.or.jp/activity/forest/biodiv/seminar2009_2.html
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発 行 : FAIRWOOD PARTNERS http://www.fairwood.jp/
編 集 : 坂本 有希/三柴 淳一 |