スウェーデンやフィンランド、バルト海周辺国における主要な林業樹種である。
伐採は人工林で行われており、天然林の大規模伐採のリスクは少ない。フィンランドの一部ではユネスコの「生物圏保護区」に指定されている地域もある。スウェーデンやフィンランドでは、森林管理行政は機能しており、違法伐採のリスクはほとんど無いが、ラトビアなどバルト海諸国やロシア産の木材も調達されており、これらの地域の木材には違法伐採のリスクがある。
生物種としての希少性については、IUCNの「レッドデータブック」では「低リスク(LR/LC)」と評価されており、絶滅危惧リスクは無い。
東京までの距離はおよそ7,000〜8,000kmである。
耐朽性は「中」であり、通気性を確保すれば長期間の使用も可能である。東シベリアに分布するアカマツと特徴は類似しているが、肌目がシベリア産のものに比べ粗い。建築一般に広く用いられている。
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