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樹種詳細
サワラ
(学名:Chamaecyparis pisifera/科目:ヒノキ科)
産地
【分布地域】
日本特産。本州(岩手県以南)、九州。木曾地方・飛騨地方に多く、江戸時代には木曽五木の一つに指定され保護されていた。
 
【主要産地】
日本
特徴
心材は黄褐色、辺材は黄白色で、辺芯材の境目ははっきりしている。木理は通直、肌目は緻密。軽くやわらかい材で、加工性は良い。耐水性・耐湿性が高い。乾燥は容易だが割れやすい。ヒノキに比べ光沢や香気がない。
用途
・建築(建具)、器具、包装、特殊用途としては桶、浴室用など
詳細数値
気乾
比重
収縮率(%) 強度(kg/cm²) 曲げ
ヤング
係数
保存性
柾目
方向
板目
方向
曲げ
強さ
圧縮
強さ
せん断
強さ
腐朽 摩耗
0.34 0.07 0.24 550 330 50 60
伐採地の状況

東北南部から鹿児島まで日本列島に広く分布しているが、中心は東海から中部地方の山地である。園芸樹種としても公園などでよく見かける。ヒノキと形態が良くにているが、ヒノキよりも湿潤な土壌に生育する。ヒノキのように構造材として使われることは少なく、現在の林業では積極的に生産されていない。そのため、天然林の大規模な伐採などのリスクはほとんど無い。
日本列島は、コンサベーション・インターナショナル(CI)の「生物多様性ホットスポット」に指定されており、生物多様性の高い世界的にもユニークな生態系と評価されている。
日本では、森林管理行政は機能しており、違法伐採のリスクはほとんど無い。
生物種としての貴重性については、IUCNの「レッドデータブック」では「LR/LC」と評価されており、絶滅危惧リスクは無い。
東京までの輸送距離は1000km未満である。
耐朽性は「大」であり水廻りなどにも耐える。

サンプル
最終更新日:2007/5/9
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