北海道に広く分布している樹種。道内の人工林の4割を構成し、主要な林業樹種となっている。 北海道も日本列島の一部として、コンサベーション・インターナショナル(CI)の「生物多様性ホットスポット」に指定されており、生物多様性の高い世界的にもユニークな生態系と評価されている。 トドマツの伐採の多くは人工林で行われており、天然林の大規模伐採のリスクはほとんどない。 日本では、森林管理行政は機能しており、違法伐採のリスクはほとんど無い。 生物種としての貴重性については、IUCNの「レッドデータブック」では「LR/LC」と評価されており、絶滅危惧リスクは無い。 東京までの輸送距離は1000km未満である。 耐朽性は「小」であり通気性に配慮が必要である。