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ポートオーフォードシーダー、ベイヒ、オレゴンシーダー、ホワイトシーダー、ローソンサイプレス
(学名:Chamaecyparis lawsoniana/科目:ヒノキ科 Chamaecyparis属)
【分布地域】
米国オレゴン州南部〜カリフォルニア州北部。分布は狭く、沿岸から40マイル以上離れた内陸部には生息しない。
【主要産地】
アメリカ
辺材は白色〜淡い黄白色、心材は黄白色〜淡い黄褐色で、辺心材の境目ははっきりしていない。国産のヒノキに似た強い芳香がある。木理は通直、木目はやや緻密。やや軽軟で加工性がよく、仕上げ面には美しい光沢が現れる。強度が低いため衝撃に弱いので注意が必要。耐朽性は大。
・建築(柱・土台・構造・造作・建具・床板)、船舶、水槽、衣類箱
気乾
比重
収縮率(%)
強度(kg/cm²)
曲げ
ヤング
係数
保存性
柾目
方向
板目
方向
曲げ
強さ
圧縮
強さ
せん断
強さ
腐朽
摩耗
0.47
0.14
0.20
700
300
90
80
大
IV
分布地域のオレゴン州南部からカリフォルニア州の沿岸部は、コンサベーション・インターナショナル(CI)の「
生物多様性ホットスポット
」に指定されている保護価値の高い地域。
違法伐採のリスクについては、アメリカでは森林管理行政が機能しているのでほとんど無い。
生物種としての貴重性については、IUCNの「
レッドデータブック
」では「VU A1de+2e]と評価されており、絶滅危惧リスクはやや高い。
産地から日本までの直線距離はおよそ8千km、太平洋を越えて運ばれてくる。
耐朽性は「大」であり長期間の使用に耐えることができる。
最終更新日:2006/2/7
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