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ビジネスと人権セミナー:
マレーシア・サラワク州における違法伐採~日本のサプライチェーンとのつながり

2015.11.10掲載
2015.12.18更新
マレーシア・サラワク州における
河川のバッファーゾーンでの伐採と土壌侵食

 マレーシア最大の州サラワクにおける森林開発は、かつて豊富にあった自然の熱帯雨林を激減させ、何世紀にも渡って森林で生活し、森林に依存してきた先住民族の生活様式に重大な影響を及ぼしています。明らかに違法な伐採行為だけでなく、木材伐採に関連して起きている先住民族の慣習法上の権利(NCR:Native Customary Right)侵害について、訴訟や市民・国内外のNGOによって指摘されているにもかかわらず、現地の伐採企業はそれを改めるに至っていません。


 その背景にはサラワク州産の木材の最大の輸入国である日本の存在があります。 一方、2011年に国連から出された「ビジネスと人権に関する指導原則」では、現地法や現地政府の対応にかかわらず国際的な基準で国家には人権を保護する責任が、企業には人権を尊重する責務がうたわれており、先住民族の土地に関する権利は人権の一つに含まれています。 本セミナーでは、グローバル・ウィットネスとヒューマンライツ・ナウによるマレーシア・サラワク州における違法伐採についての最新レポートの発表にあわせて、現地で先住民族問題に携わる活動家に最新の現地の状況を報告していただきます。さらに、サラワク州の違法伐採とそれに伴う先住民族の権利侵害をこれ以上広げないために、日本の企業・政府・NGOが何をすべきなのかを議論します。

●開催概要
日 時: 2015年12月2日(水) 13:30~16:30(予定)
場 所: 新宿住友スカイルーム(新宿住友ビル47階/地図
参 加: 無料 (要予約
言 語: 日本語/英語(逐次通訳あり)

プログラム〈内容は予告なく変更する可能性があります〉
<講演>

  • 責任ある木材調達:東京オリンピックに向けて
    (ハナ・ハイネケン氏/グローバル・ウィットネス、シニア・ポリシー・アドバイザー)
    発表資料 
    日本語版
               英語版
     
  • マレーシア・サラワク州 今も続く、違法伐採による先住民族の権利侵害
    (伊藤 和子氏/ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
    発表資料


  • サラワク先住民族の権利
    (ニコラス・ムジャ氏/サラワク・ダヤック・イバン協会)
    ・発表資料

    ・「サラワクにおける先住民族の権利」の講演要旨もご覧になれます。


    < パネルディスカッション>
    「サラワク州の違法伐採と日本:ビジネスと人権の観点から」
     モデレーター:海野みづえ氏(創コンサルティング代表取締役)
     パネリスト:講演者全員
    海野氏資料


  • 最新のレポート「マレーシアの熱帯林破壊と日本:持続可能な 2020 年オリンピック東京大会へのリスク」グローバル・ウィットネス報告書(2015年12月)
    日本語版
    英語版

    【申込】
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    【問合せ】
    ・地球・人間環境フォーラム(担当:飯沼、坂本)
     Eメール:contact@fairwood.jp  TEL:03-5825-9735
    ・認定NPO法人 ヒューマンライツ・ナウ(担当:関根)
     Eメール:info@hrn.or.jp  TEL:03-3835-2110

    【主催】 グローバル・ウィットネス、ヒューマンライツ・ナウ、FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、熱帯林行動ネットワーク、サラワクキャンペーン委員会



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