フェアウッド世界のニュース 第51号 2008年9月24日
FairWood事務局では、世界中で起こっている森林減少の問題、違法伐採問題を広くPRするため、環境省主催で実施している「木材調達におけるグリーン化普及啓発キャンペーン」の一環として現在違法伐採問題の啓発、グリーン購入の普及を目的とした出前講座を実施しています。なんと講師派遣費は無料！住宅・木材関連団体・企業、消費者団体、学校など、木材の由来や森林の状況に関心のある皆さん、info@fairwood.jp、TEL：03-3813-9735までご相談下さい。
| 2008/8/27 ロイター：途上国は気候変動対策に年間約1300億ドル必要 -WWF |
| 8月27日、世界保護基金(WWF)環境保全部門は、先進国は開発途上国の気候変動対策のために、2030年までに毎年、現在のおよそ5倍にあたる約1300億ドルを援助する必要があると発表した。WWFの調査では国連機関、世銀、その他団体による温室効果ガス排出抑制等、温暖化影響への適応対策のための16種の資金援助があるが資金源のほとんどは先進国によるクリーン開発メカニズム(CDM)への投資資金で、援助資金の多くは中国、インド、ブラジルなど急速に成長している途上国へ拠出されており、最も貧困問題が深刻で気候変動に対して脆弱 なアフリカ諸国へは、ごく一部しか拠出されていない。 |
| 原文はこちら |
| http://www.reuters.com/article/environmentNews/idUSLR70527320080827 |
| 2008/8/29 RSB：持続可能なバイオ燃料の円卓会議、持続可能性基準Ver.0を発表 |
| 8月29日、バイオ燃料の生産と持続可能な処理に関心を持つ農家、企業、NGO、専門家、政府、及び政府機関で構成されている国際的なイニシアティブ「持続可能なバイオ燃料の円卓会議(RSB)」は、バイオ燃料に関する持続可能性基準のバージョン0.0を発表した。合法性、気候変動・温室効果ガス、生物多様性保全など、12項目からなるこの基準は、2009年4月にバージョン1.0として発表を目指すため、来年2月までコメントを受け付けている。 ※RSB：Roundtable on Sustainable Biofuels |
| 原文・基準のダウンロードはこちら |
| http://cgse.epfl.ch/page65660.html |
| 2008/9/12 UK telegraph：EU、違法伐採撲滅に向けた法案審議延期により非難される |
| WWF、Greenpeace、Friends of the Earthなどの環境団体は、欧州委員会において今週中に可決する予定だったEUの水際での木材貿易規制法案の投票が延期されたことに対し、可決までにさらに数年を要することへの懸念を表明し、欧州委員会Manuel Barroso委員長に宛てた要望書を提出した。要望書では、違法木材を排除する面において、米国はEUの一歩先を進んでおり、これ以上の遅れはEUのリーダーシップを危うくするだろうと述べている。 |
| 原文はこちら |
| http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/2824211/EU-accused-over-failure-to-tackle- illegal-logging.html |
| 2008/9/13 GhanaWeb：ガーナ政府、森林資源保護協定に調印 |
| ガーナ政府は、EU市場で流通する違法木材を最小化・根絶するため、現行の森林法と政府方針に則った木材生産を保証するEUとの協定に、来月調印する方針を固めた。これは2日間にわたり開催された「REDDによる森林管理調整」ワークショップにおいて、Nii
Ashie Kotey教授(森林委員会CEO)が、明らかにしたものである。この自主的二国間協定(VPA)は、国内の森林資源減少・劣化の原因特定に努める森林委員会(FC)の業務を一層強化するものである。 ※REDD：Reducing Emission from Deforestation and Degradation ※VPA：Voluntary Partnership Agreement |
| 原文はこちら |
| http://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/regional/artikel.php?ID=148424 |
| 2008/8/8 FacilitiesNet：USGBC、認証材に関するLEED表記変更のコメント期間開始 |
| 2年の研究期間を経て米国グリーン・ビルディング委員会(USGBC)はLEEDグリーン・ビルディング格付けシステムにおける認証材使用による加点方式の見直しに関し、会員企業を対象としたパブリックコメント期間を設けた。主な見直し点は、透明性、明確な評価指標、そしていかなる森林認証システムでも、LEEDとして認められるために満たさなければならないベンチマークである。現在はFSC認証木材製品のみがLEEDのポイント加点対象となっている。 ※USGBC：U.S. Green Building Council ※LEED：Leadership in Energy and Environmental Design |
| 原文はこちら |
| http://www.facilitiesnet.com/news/article.asp?id=9528 |
| USGBCプレスリリース(.pdf) |
| http://www.usgbc.org/Docs/News/Wood%20Public%20Comment_080808.pdf |
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