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2024.6.24 Mongabay:環境保護運動が攻撃の対象となる:国連特別報告者ミシェル・フォルスト氏へのインタビュー

国連特別報告者のミシェル・フォルスト氏によると、平和的な市民的不服従を行う環境活動家がヨーロッパで直面している弾圧は、民主主義と人権に対する大きな脅威である。
抗議する権利は言論の自由や集会の自由といった普遍的な人権によって保護されているが、フォルスト氏によると、環境活動家に対する警察の暴力行為が憂慮すべきほど増加しているという。
一方、裁判所は環境活動家に対し、より重い罰金や刑罰を科す傾向がある。
イタリアでは特定の都市での抗議活動を禁止するため、反マフィア法が利用された。
英国では「2022年警察・犯罪・量刑・裁判所法」を可決し、「公共の迷惑行為」を最高10年の懲役刑に処する犯罪とした。
英国の2023年公共秩序法は、平和的な抗議活動をさらに犯罪化している。
2023年12月には、「石油を止めろ」と抗議した活動家が、公道をゆっくり歩いた罪で懲役6ヶ月を言い渡された。興味深いことに、英国のジャーナリストらは、両法案の策定の背後に石油ロビー団体が存在していたことを明らかにしている。
「言論の自由と抗議の権利に関して言えば、特に気候変動については、世界は間違った方向に進んでいる」とフォルスト氏は語っている。
フォルスト氏によると、開発および環境破壊の影響を最初に、そしてもっとも直接的に受ける先住民族と話しをすると、彼らはいつもこう言う。
「私たちの生活について議論されているのに、なぜ私たちはテーブルにいないのですか? 私たちはテーブルにつきたい、発言したいのです。」
原文はこちら(英語)
https://shorturl.at/jXats