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2024.10.24 Mongabay:ダムテロリズム:ブラジルの鉱山会社が住民を脅して移転させる方法

ミナスジェライス連邦大学の物理学教授ダニエル・ネリ氏の最近の調査によると、ブラジルの鉱山会社が、住民を脅してその地域から立ち退かせる目的で、鉱山廃棄物を貯蔵しているいくつかのダムのリスクレベルを、人為的に高く設定していることが明らかになった。
このいわゆるダムテロリズムは、2019年1月にミナスジェライス州ブルマジーニョ市の鉱滓ダムが崩壊して死者が出た直後に始まり、複数の鉱山会社が、自社のダムももはや安全ではないと突然宣言し始めた。
これらのダムの近くに住む住民は、ダムが決壊する兆候がないにもかかわらず、真夜中に緊急サイレンで目覚めたことがある。
この新たな研究を主導したネリ氏は、こうした脅迫戦術は「ブルマジーニョの悲劇の恐怖を利用して、人々にすべてを捨て去らせようとするもの」だと述べている。また、「ダムテロリズム」という言葉を作った、同じくミナスジェライス連邦大学大学院地理学部教授、クレメンス・ラシェフスキ氏は、ダムが、隠れた土地強奪を実行するためにどのように使われたのかを研究した。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2024/10/dam-terrorism-how-mining-companies-in-brazil-scare-residents-into-relocating/