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コミュニティの権利

Scoop World:FSC、サムリングループ脱退を要請される

ボルネオ・プロジェクト、ブルーノ・マンサ─基金、ケルアン・オーガニゼーション等による市民社会組織連合は今週、FSCに対しサラワクの巨大木材会社、サムリン社を脱会させ、組織への苦情に関するポリシーに基づき、サムリン社のFSCライセンス契約を撤回させるよう要請した。
苦情の内容は、自由意思による、事前の、十分な情報に基づく同意(FPIC)なく、先住民族の権利を侵害し、彼らの伝統的な土地にある天然林を伐採し、保護価値の高い森林が破壊されたことである。サラワク州のロング・パカンコミュニティ、バラム・リンバン流域の先住民族コミュニティ、バラム川上流のロング・アジェン等のコミュニティが被害地域である。サラワクにあるサムリン社の木材コンセッションは、FSC認証を取得していないが、FSCのCoC認証を3つ取得している。
FSCライセンスを失うことは、サムリン社の評判・木製品を世界中に販売する能力に一撃を与えることになるだろう。また先住民族の権利を真摯に配慮せず、FPICを誠実に得ようとしない林業分野の企業は、持続可能な林業にふさわしくないというメッセージを送ることになるだろう。
原文はこちら(英語)
https://bit.ly/3VEbcmX