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2026.1.21 Mongabay:IUCN、地球上の生命にとって不可欠な、危機に瀕した微生物を保護するためのグループを設立

目に見えない数兆個の微生物は、私たちの体内に生息し、土壌で育ち、樹木に住み、地球の健全性に不可欠な存在である。しかし、地球上の生命の基盤として、これらの生物多様性に富んだ微生物群が果たす計り知れないほど大きな役割は、しばしば見過ごされてきた。そして、微生物が直面する脅威、特に人間の行動による脅威もまた、見過ごされてきた。
国際自然保護連合(IUCN)が新たに発足させた種の保存委員会は、微生物学と微生物種への深刻な脅威に重点的に取組む。
IUCN専門家グループの共同議長であり、サウジアラビアのキング・アブドラ科学技術大学で海洋科学プログラム長を務めるラケル・ペイショト氏は「微生物について語らずして、気候変動や生物多様性の喪失について語ることはできません。なぜなら、生態系を健全に機能させ続けるためには微生物が必要であり、また生物が機能し続けるためには微生物が必要だからです」と言う。
新たな専門家グループは、生息地の破壊やその他の人間活動によって、脅威にさらされている微生物生態系の保全計画を策定する予定である。また、微生物に特化したレッドリストを作成し、絶滅危惧微生物を特定・研究し、保全戦略を策定する予定だ。
微小な微生物の存在、あるいはその欠乏は、地球の重要なプロセスに計り知れない影響を与え、人間による害を相殺することもある。たとえば、オーストラリアの森林で行われた最近の論文では、樹皮に生息するこれまで知られていなかった微生物群が、大量のメタンに加え、一酸化炭素や揮発性有機化合物(VOC)といった人体に有害な汚染物質を吸収していることが明らかになっている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2026/01/iucn-launches-group-to-conserve-at-risk-microbes-vital-to-life-on-earth/