1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. 森林回復・生物多様性回復
  4. ●2024.11.7 MIRASUS:【大阪公立大学】温暖化が永久凍土の森林へ与える影響は? CO2放出・吸収量の推移を20年間観測

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

森林回復・生物多様性回復

●2024.11.7 MIRASUS:【大阪公立大学】温暖化が永久凍土の森林へ与える影響は? CO2放出・吸収量の推移を20年間観測

アラスカやシベリアなど北半球の高緯度地域には永久凍土があり、その上には森林が広がっています。温暖化が進むと、永久凍土が解けて、中に含まれた大量の有機炭素がCO2として放出される可能性がある一方、永久凍土上の森林が成長し、CO2の吸収量が増加する可能性もあります。そのため、温暖化が永久凍土全体に与える影響を調べるためには、長期間の観測が必要です。
大阪公立大学大学院農学研究科の植山 雅仁准教授と、信州大学学術研究院(理学系)の岩田 拓記准教授、新潟大学大学院自然科学研究科の永野 博彦助教らの共同研究グループは、森林のCO2の放出・吸収量をリアルタイムで観測できる気象観測タワーを用いて、アラスカの森林における推移を2003年から20年間観測。分析の結果、2013年~2023年におけるCO2吸収量は、その前の10年間に比べて約20%増加しており、その主な要因は近年の降水量増加と、CO2濃度の上昇による光合成量の増加であることが明らかになりました。
詳しくはこちら
https://mirasus.jp/news/15248