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森林回復・生物多様性回復

2024.11.4 Mongabay:生物多様性COP16の振り返り: 進展はあったが資金の議論は遅れている

生物多様性条約第16回締約国会議(CBD COP16)において、生物多様性から利益を得ている企業は自然保護のために使われる「カリ基金」に寄付「すべき」とする公式文言が承認された。その額は遺伝資源に関するデジタル配列情報(DSI)の使用に関連する企業利益の1%、または収益の0.1%。
企業ロビイストらは、この措置が自主的なものであることを保証したが、熱帯諸国はDSI手数料を自国の法律に盛り込むことができる。
COP16の代表団はまた、生物多様性の保全と持続可能な利用、および「公正かつ公平な」利益の分配、のための交渉プロセスに先住民族と地域コミュニティを正式に招き入れる作業プログラムを承認した。
一方で、NGOや大手慈善団体は、毎年生物多様性に害を与えている1兆7000億ドルの国家補助金の方向転換にあたり、乗り越えなければならない障害を特定した。
残念なことにCOP16では、自然保護のために2025年までに200億ドル、2030年までに2000億ドルを投じるという誓約を富裕国が守れなかった問題にまったく対処できなかった。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2024/11/we-are-walking-a-long-path-some-progress-at-cop16-but-so-far-to-go/