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フェアウッド・マガジン 第198号 2021年1月29日

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フェアウッド・マガジン  世界のニュース
第198号           2021年1月29日

--- フェアな木材を使おう ---     http://www.fairwood.jp

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近年、ESG投資の観点から注目されているCDPの2020年評価が発表され、日本企
業数社が上位の評価を受けています。パーム油や木材の調達を考える上でも参
考になるものとなっています。
再生可能エネルギーのための木質ペレットの製造が本格化し、日本による輸入
も増加傾向にある反面、北米等での森林破壊の報告がなされています。環境団
体のWWFによる報告書「森林破壊の最前線」も発表されるなか、今後の森林利
用の方向性が問われています。
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【パームオイル関連】
●2021.1.25 SankeiBiz:花王と不二製油が最上位 投資家組織、環境対策で企業評価
世界主要企業の環境対策についての取り組みを評価した結果、日本の2社を含
む10社が全ての分野で最も上位だったと、投資家でつくる非営利組織CDP(本
部・英国)が発表した。2社は花王(東京)と植物性油脂などを扱う不二製油
(大阪)。温室効果ガスの排出削減に加え、環境に配慮したパーム油の調達や
水使用量の削減が評価された。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/210125/bsm2101250606003-n1.htm

●2021.1.21 SankeiBiz:マレーシア産パーム油の大手2社 強制労働疑いで米国市場から締め出し
カップ麺などの加工食品に欠かせないパーム油生産の世界的中心地、マレーシ
アの大手企業が労働者に強制労働をさせているとして米国市場から締め出され
た。近年、森林伐採など環境問題から関連産業へ批判が集まっていたが、労働
問題にも飛び火。日本企業も対応を始めた。
米国の税関・国境警備局(CBP)は2020年12月30日、マレーシア最大手サイム
・ダービー・プランテーションのパーム油製品の輸入を禁止した。サイム側は
「CBPの調査に協力する」と表明。CBPは9月にも、大手のFGVホールディングス
の製品を禁輸した。
詳しくはこちら
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210121/mcb2101210539014-n1.htm

●2021.1.27 河北新報:HISバイオマス発電所が運転開始 パーム油が燃料「地元産業へ貢献目指す」 宮城・角田
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)関連会社のHISスーパー電力(東京)が宮
城県角田市梶賀に整備したバイオマス発電所が完成し、営業運転を開始した。
出力4万1100キロワットで、東南アジアから輸送したパーム油を燃料に発電する。
発電所の名称は「HIS角田バイオマスパーク」で、施設が20日に同社へ引き
渡された。敷地面積は1万8170平方メートル。ディーゼルエンジン発電機4台が
稼働するほか、排熱を用いて蒸気タービンでも発電する。推定年間発電量は、
一般家庭9万2000世帯分に当たる350ギガワット時。全量を東北電力に売電する。
使用するパーム油は、マレーシアやインドネシア産のアブラヤシ由来。同社は
環境保全などを目的に、国際的な非営利組織「持続可能なパーム油のための円
卓会議」(RSPO)の認証を得たパーム油を調達する方針を掲げる。
詳しくはこちら
https://kahoku.news/articles/20210126khn000049.html

【バイオマス】
●2020.12.28 SIERRA:燃やすための森
ノースカロライナ州ハムレットは、環境汚染産業に囲まれた土地である。
リッチモンド郡にある約6,000人の町は、パーデュー・ファームズの鶏肉加工
工場、デューク・エナジーのバイオガス施設、ピエモンテ天然ガス発電所、
トリニティマニュファクチャリング化学工場、コールアッシを運ぶ貨物車が
通るCSXトランスポーテーションのレールハブの近くにある。
居住者の4分の1は、連邦貧困ラインである、4人家族で年間収入26,200ドル以
下の生活をしている。
2019年には町に新しい産業がやって来た。 「持続可能な木質バイオエネル
ギー」と呼ばれる木質ペレットの世界最大の生産者であるEnviva社が、ハム
レットに加工施設を建設したのである。 そこで生産されたペレットのほとん
どは、最終的には英国およびEUに輸出され、そこで大規模発電所で燃料として
燃焼される。
原文はこちら(英語)
https://www.sierraclub.org/sierra/2021-1-january-february/protect/forests-burn

●2021.1.19 環境ビジネス:京セラなど、木質バイオマス発電の「自己託送」で実証 鹿児島の公共施設間で
鹿児島県肝属郡錦江町と京セラ(京都府京都市)、新電力のおおすみ半島スマ
ートエネルギー(錦江町)は1月15日、国内初となる木質バイオマス発電の再
生可能エネルギーを活用した、公共施設間の自己託送に関する実証実験の共同
研究を開始すると発表した。
錦江町は、農業のエネルギーコスト削減や、豊富な森林資源などを生かした再
生可能エネルギーの導入に向け、錦江町エネルギーマスタープランを策定して
いる。共同研究では、同プランの実現に向けた第1歩として、公共施設と、木
質バイオマス発電施設で構築したマイクログリッドの余剰電力を、別の公共施
設に送電(自己託送)する実証実験を2021年10月より1年間行う予定。
詳しくはこちら(要登録)
https://www.kankyo-business.jp/news/027109.php

●2021.1.19 JETRO:木質バイオマス燃料、ヤシ殻(PKS)とウッドペレットに注目(インドネシア)
インドネシアには、注目されているバイオマス燃料がある。主要な輸出産品の
パームオイルを絞ったあとのヤシ種殻(PKS、Palm Kernel Shell)や、豊富な
森林資源を元にしたウッドペレットだ。現地政府も貿易収支の安定的な黒字化
を期し、こうした産品を輸出することに意欲的だ。バイオマス燃料は日本でも
注目度が上がっている。ジェトロが実施した商談会に参加した日系大手商社は、
「日本でのバイオマス発電所計画数から推計すると、バイオマスに対する需要
は、最低でも年500億円規模はある。15年程度の長期でみると1兆5,000億円規
模になる」と期待を寄せる。
詳しくはこちら
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/053f5bfaafa14821.html

【違法伐採問題】
●2021.1.26 NNAASIA:違法伐採の材木摘発、20年は9900トン
ミャンマー国軍が2020年に差し押さえた、違法に伐採された材木は9,900トン
で、110億チャット(約8億6,000万円)相当に上った。ミャンマー・タイムズ
(電子版)が24日伝えた。
詳しくはこちら(要登録)
https://www.nna.jp/news/show/2144883

●2021.1.21 Mongabay:ギニアビサウ共和国、6年におよぶ伐採禁止の解除に際したローズウッドの危機
数ヶ月後には、彼の心配は払拭されているかもしれない。ギニアビサウ共和国
の政府高官が、伐採禁止の解除を推し進めている。 閣僚評議会は、大統領に
よる署名を待つのみのモラトリアムを解除する法案を起草した。
森林管理官であるマラム・ジャシイ氏は、2019年にDjendoに派遣された。彼は
この土地の誰もが知る伐採を監視するために特別に配属された初めての政府関
係者である。 彼は、違法伐採が同国のローズウッドを伐採し尽くす恐れの
あった2012年から2014年までの期間を思い出し、モラトリアムが解除されない
ことを望んでいる。
「当時生育していた多くの巨木は、ほとんど一掃されました」と彼は言う。
環境調査エージェンシー(EIA)による2018年の報告によると、ギニアビサウ
共和国から中国への木材輸出は2007年の61トンから2014年には9万8千トン近く
にまで増加している。
原文はこちら(英語)
http://bit.ly/3c95s03

【森林減少問題】
●2021.1.18 WWF:【動画あり】「森林破壊の最前線」最新報告書を発表
2021年1月、WWFは世界の森林の現状をまとめた報告書『森林破壊の最前線』を
発表しました。「最前線」とは、森林が急速に失われ、かつ残された森林もさ
らなる減少の危機にある場所の意味。本報告書では、2004年から2017年までの
間、世界24カ所の「森林破壊の最前線」で4,300万ヘクタール以上の森林、つ
まり日本の1.2倍にも匹敵する大きさの森が消失したことが明らかにされてい
ます。今まさに猛威をふるう新型コロナウイルスのような動物由来感染症は、
森林をはじめとする自然破壊によって生じると考えられています。自然と人の
関わり方を抜本的に見直し、新しい価値観で、真に持続可能な社会を実現する
ことの重要性が提唱されています。
詳しくはこちら
http://bit.ly/3a8uASc

●2021.1.14 ニッケイ新聞:マクロン仏大統領=ブラジル産大豆の輸入停止を提言=アマゾン森林伐採増加への抗議で
フランスのマクロン大統領が欧州の国々に対し、アマゾンの森林伐採増加に抗
議する形で、ブラジル産大豆を輸入しないよう呼びかけ、波紋を投げかけてい
る。12、13日付現地紙、サイトが報じている。
マクロン大統領は12日、SNSを通じて「大豆をブラジルに依存し続けるという
ことは、アマゾンの森林伐採を推奨しているようなものだ」と発言した。マク
ロン大統領は、2019年に法定アマゾンの森林火災の増加の問題が国際的に話題
を呼んだ際、ボルソナロ大統領と激しく対立し、国際的に話題を呼んでいた。
詳しくはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/5eafa91a52f5aa3cc01e5901cc21e4599322aa78

【中露情報】
●2021.01.27 中国紙業網:米国の中国市場向け広葉樹の輸出量はコロナ禍以前の水準に
報道によると、2020年第2四半期には中国全体の経済発展はすでに回復し、
第4四半期のGDPは前年同期比6.5%増であった。昨年11月までに、米国の中国
市場向け広葉樹の輸出量も新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復した。
原文はこちら(中国語)
http://www.chinapaper.net/news/show-55545.html

●2021.01.22 中国木材網:2030年までのロシアの森林伐採量は毎年2.861億立方メートルに
ロシアの毎年の森林伐採量は、戦略計画に基づき、2030年までには2.19億立方
メートルから2.861億立法メートルに、製材の年間生産量は4,470万立法メート
ルから7,000万立法メートルに増加することが見込まれる。また、紙パルプ・
紙製品及びバイオマス燃料(木質チップ)の年間生産量は倍増し、それぞれ
1,660万トン、280万トンまで増えることが見込まれる。
原文はこちら(中国語)
http://www.chinatimber.org/news/75557.html

●2021.01.18 中国木材網:2020年の家具の輸出額は4,039億元に
中国税関の発表によると、2020年の家具及びその付属品の輸出額は約4,039億
元で、2019年同期比約12.2%の増加であった。
原文はこちら(中国語)
http://www.chinatimber.org/news/75504.html

【日本は今!】
●2021.1.19 福島民友新聞:福島県産木材「プレハブ」販売 高い断熱性、発熱外来など活用
県郡山地区木材木工工業団地協同組合(郡山市)は、県産ヒノキを使った木製
プレハブ「HAKOBU」の販売を始めた。県内の医療機関が発熱外来に活用
するなど、新型コロナウイルス対策にも役立てられている。
木製プレハブは幅2メートル、長さ4メートル、高さ2.4メートルが基本で、高
い断熱性や遮音性が特徴。発熱外来向けでは、医療スタッフと患者の出入り口
を別々に設け、間仕切りや陰圧空気清浄機を付けて感染リスクを減らし、接触
せず検体を採取できるようにするなど、用途に応じて柔軟に製造できる。
前もって組み立ててから運ぶため、現地での設置時間は15分~2時間ほどに抑
えられるという。
詳しくはこちら
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210119-577500.php

●2021.1.18 日本経済新聞:塚田木材など、国産古材の販売強化 空き家資材を再利用
古材の仕入れ・販売を手掛ける塚田木材(香川県坂出市)を中心に5社で構成
する古材日和グループは、新型コロナウイルスを契機に国産古材の販売を強化
する。海外古材の輸入が感染症の影響で滞ったことから、国内の空き家などを
解体する際に出る古材の仕入れ先や販路を開拓する。全国で増える空き家資材
の再利用を進め、サイズをそろえた角材に加工して利便性を高める
詳しくはこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB10ASN0Q0A211C2000000

●2021.1.6 JAcom:カインズ、デニーズなど「国産FSC 認証木材」製品の採用が拡大中 FSCジャパン
SDGsやESG投資の普及で、森林資源を使用する企業にとって、持続可能な資源
調達の重要性が増す中、カインズ、デニーズ、シャネル、きじまなどの異なる
業種で国産FSC認証材を使用した製品が採用されている。
世界の森林破壊が問題視される中、日本は森林率世界2位の森林大国でありな
がら、木材自給率は36.6%。日本で消費される木材の多くを海外からの輸入に
頼っている。こうした中、木材自給率の向上をめざし、国産材の活用が推進さ
れており、国内の森林でも違法伐採による逮捕者が出るなど、持続可能な森林
の利用は国産材を使用する上でも重要な観点になりつつある。
森林の生物多様性や人権への配慮を確認する上で一つの目印となるのが森林認
証。海外からの輸入木材を原材料とした製品に比べ、国産木材を使用した製品
では普及が遅れ、課題となっていたが、その状況に変化の兆しが現れている。
詳しくはこちら
https://www.jacom.or.jp/ryutsu/news/2021/01/210106-48686.php

●2021.1.26 Digitalpr:国際森林認証「SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証」
野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:宮嶋 誠一)は、
従業員10名未満の小規模オフィスマーケットのニーズに対応した新しいオフィ
スビルブランド「H?O(エイチワンオー)」(Human First Office)の第8号物
件である、「H?O 平河町」(2021年2月開業予定)において、国際的な森林認
証制度「SGEC/PEFCプロジェクトCoC認証」を、不動産デベロッパー初、またオ
フィスビル分野で初めて取得(2020年12月22日付)したことをお知らせいたし
ます。オフィスビル分野以外では、これまで新国立競技場や有明テニスの森公
園、富士山世界遺産センターなどが同認証を取得しています。
H?O平河町では、CoC認証を取得している業者より仕入れた木材にて加工された
多摩産材・杉の木5.2m3(平面積320m2)を用いて木のルーバーを外観・専有部
に採用いたしました。
詳しくはこちら
https://digitalpr.jp/r_detail.php?release_id=44695

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☆オンラインセミナー:
書類を揃えればいい時代は終わった~科学的検査を活用する木材DD
2021年2月4日(木)(第1回)&2月10日(水)(第2回
https://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2021/210204_ev_DDguidance_seminar.html
https://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2021/210210_ev_DDguidance_seminar.html
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地球温暖化危機や生物の大量絶滅を阻止する重要なファクターとして、世界的
に注目が高まる一方である森林問題。森林減少・劣化の要因は農地転換など
様々で、「違法木材」の問題も今や非常に複雑な構図を呈しています。この
中で木材業界が木材を今後も安定的に調達していくためには、木材の伐採地
から始まるサプライチェーン中の情報を把握することで、リスクを特定して
管理することが鍵となってきます。

本セミナーでは、木材のリスク管理・その緩和措置を含むデューデリジェン
ス(DD)の実施方法と、木材の出処を特定するべく海外政府や企業の間で急
速に広がっているアイソトープ(同位体)試験などの「科学的試験」を、海
外ゲストを迎えて2回にわたって紹介します。

クリーンウッド法の登録事業者など、科学的検査手法の実態や書類確認にと
どまらない木材DDやについて知りたい方にお勧めの内容です。ふるってご参
加ください。

<第1回>
▼開催概要
日時:2021年2月4日(木)16:00~17:30
開催方法:オンライン
(参加方法などの詳細は、お申込みいただいた方に別途メールでお知らせ
いたします)
参加費:1,000円(要事前登録)

▼プログラム(予定、英日同時通訳あり、予告なく変更することがあります)
<第一部>
・木材調達に求められる「デューディリジェンス」とは?
三柴淳一/国際環境NGO FoE Japan理事
<第二部>
・世界で広がる木材の科学的試験:アイソトープによる特定
Roger Young/Agroisolab CEO
<第三部>質疑応答
全体進行:飯沼佐代子/地球・人間環境フォーラム

<第2回>
▼開催概要
日時:2021年2月10日(水)16:00~17:30
開催方法:オンライン
(参加方法などの詳細は、お申込みいただいた方に別途メールでお知らせ
いたします)
参加費:1,000円(要事前登録)

▼プログラム(予定、英日同時通訳あり、予告なく変更することがあります)
<第一部>
・ビジネスリスクの管理としての木材の合法性・持続可能性デューディリジェ
ンス
籾井まり/ディープグリーンコンサルティング代表
<第二部>
・HSグループの違法木材取得に対してルーマニア政府より130万ドルの罰金
David Gehl
/EIA(環境調査エージェンシー)トレーサビリティ・技術部マネージャー
・地理的出所申告を確認するための安定同位体比分析:木材・その他の製品へ
の適用
Dr. Markus Boner/Agroisolab Germany CEO
<第三部>質疑応答
全体進行:飯沼佐代子/地球・人間環境フォーラム

▼お申込み
イベントページ(第1回https://peatix.com/event/1782227
第2回https://peatix.com/event/1797114)よりお申し込みください。
フォーム記入ができない場合、「2/4または2/10科学的検査と木材DDセミナー
参加希望」と件名に明記の上、1)お名前2)ふりがな3)ご所属(組織名及び部署
名等)4)Eメールアドレスを、メールにてcontact_fw(a)fairwood.jp((a)を@
に変更)まで送付ください。
※各回定員80名

▼主催
地球・人間環境フォーラム、国際環境NGO FoE Japan、フェアウッド・パート
ナーズ
▼お問合せ
地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
contact_fw(a)fairwood.jp((a)を@に変更)
在宅勤務中のため、電話対応はできません。お問い合わせはメールにてお願い
いたします。

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☆動画「ホント?ウソ? バイオマスはカーボンニュートラル?」を公開!
https://www.youtube.com/watch?v=3zsA48bGmUQ
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国際環境NGO FoE Japanでは、バイオマス発電を問う動画を作成しました。
バイオマス発電は、カーボンニュートラルと言われますが、本当でしょうか?森
林は、樹木、地上に落ちた枝や葉、土の中にたくさんの炭素を蓄えています。特
に、長い年月をかけて形成された天然林や、湿地や泥炭地に生えている森林は、
地上部だけではなくて、地下にも大量の炭素を蓄えているのです。伐採して森林
がなくなってしまうと、蓄えられていた炭素は、やがてCO2の形で空気中に排出さ
れます。森林が元通りになれば、伐採のあと、放出されたCO2は、森林が回復する
過程で吸収され、再び固定されます。しかし、それまでの間、大気中のCO2は伐採
された森林の分だけ「増えている」状態が続いているのです。
森林がもとの状態に戻るとは限りません。この場合、森林に蓄えられた炭素は、C
O2として大気中に放出されたままです。こうした状況をわかりやすい6分ほどの動
画にまとめました。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=3zsA48bGmUQ
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☆パーム油のワークショップ教材ができました!
「パーム油のはなし」2/『知る・考える・やってみる!熱帯林とわたしたち』
https://plantation-watch.org/palmtextbook/
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地球・人間環境フォーラムもメンバーであるプランテーション・ウォッチと、開
発教育協会(DEAR)が共同でワークショップ教材を制作しました。
シンプルで使いやすい10の授業案(アクティビティ)と専門家による11つのコラ
ムを収録しています。今年の新聞記事を使いながら、新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)と熱帯林のつながりを考える授業案も収録しています。
森林減少、生物多様性、気候変動、そして、消費に焦点を当て、「持続可能な社
会」と「アクション(行動)」を学ぶことができます。知って、考えて、動き出
す。世界にはパーム油以外にもたくさんの問題がありますが、私たちが動くこと
で状況を変えていけるはず!
概要
・編集・発行:開発教育協会、プランテーション・ウォッチ
・2020年7月、A4版48ページ
・ダウンロード資料:写真9枚(A4カラー)
・一般価格:本体¥2,000+税(図書館価格¥4,000+税
・対象:小学校高学年以上

▼お問合せ・ご購入申込
認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)
Tel: 03-5844-3630 Fax: 03-3818-5940
〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41TCC2号館3階
http://www.dear.or.jp/books/book01/5190/
※本体価格のほか送料・手数料がかかります(1冊の場合税込550円~)

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フェアウッドカフェ ショッピングサイトがリニューアルしました
https://www.fairwood.jp/cafe/
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森や作り手の見える木製品がみつかるフェアウッドカフェのショッピングサ
イトが新しくなりました。
リニューアルに伴い、お買い物の際、カード決済、銀行振り込み、コンビニ
決済がお選びいただけるようになりました。

何の木なのか、どこで育った木なのか、誰の手で生まれ変わったのか、ひと
つひとつ物語や想いのつまった商品をご紹介していきます。フェアウッド
カフェは、使ってくださるあなたや、あなたの大切な人にフェアウッドな
暮らしを提案します。

ぜひご利用ください。
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☆フェアウッド・パートナーズのWEBサイト
「クリーンウッド法に対応する木材DDのための実践情報」
https://www.fairwood.jp/consultation/howto_dd.html
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2017年5月20日施行された「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律
(通称「クリーンウッド法」)」に対応するのに望ましい木材DD(デュー
デリジェンス)を行うための実践的な情報をお届けします。
※更新情報:
国別リスク情報「3.ルーマニア」に「その2」を追加しました。

■合法性確認とデューデリジェンス
■合法性確認のための木材DDのステップ
1.情報収集
2.リスク評価
(1)初期リスク評価
(2)詳細リスク評価
3.リスク緩和措置
■国別リスク情報
1.中国
(1)違法リスクの高い輸入相手国の事例
(2)木材輸入の現状と違法伐採対策など
2.マレーシア・サラワク州
3.ルーマニア
(1)その1
(2)その2
4.ベトナム
5.インドネシア

問合せ 「木の流れから、未来をつくる」フェアウッド・パートナーズ
Eメール:info@fairwood.jp
国際環境NGO FoE Japan(三柴、佐々木、TEL:03-6909-5983)
地球・人間環境フォーラム(坂本、飯沼、TEL:03-5825-9735)

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☆パーム油について知るためのWEBサイト紹介
『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイト
http://plantation-watch.org/abunaiabura/

「パーム油調達ガイド」
http://palmoilguide.info
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
プランテーション・ウォッチでは、パーム油の消費者向けと企業向けのウェブサ
イトを立ち上げています。

一般消費者向けには、『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイトを通じて

パーム油が身の回りの多くの食品に多く含まれていること、そのパーム油の生産
のためのプランテーション 開発が引き起こしている環境問題や社会問題について

伝え、情報を発信しています。

パーム油を調達している企業向けには、パーム油の調達リスクに対処し、サプラ
イチェーン管理を実践するための情報や手順をまとめた情報提供サイト「パーム
油調達ガイド(http://palmoilguide.info)」があります。
是非、サイトをご覧いただき、ご活用ください。

『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイト
http://plantation-watch.org/abunaiabura/
「パーム油調達ガイド」
http://palmoilguide.info

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☆森林と私たちの暮らしのつながりについて学ぶ教材

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界の森林問題について学んでもらうための映像教材をフェアウッド・パート
ナーズが関わり作成しています。
社内や地域での環境・森林をテーマとした勉強会等の企画に活用ください!

■映像資料
「人と木」(無料)
http://www.gef.or.jp/activity/forest/hitotoki/
「木の来た道」(定価3,000円/図書館価格:12,000円)(税別・送付料込)
http://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2009/pr090623_publish_woew.html
「森の慟哭」(詳細下記参照)
http://www.foejapan.org/forest/palm/dvd_01.html

■お問合せ
FoE Japan(三柴) Tel: 03-6909-5983
地球・人間環境フォーラム(坂本) Tel: 03-5825-9735
E-mail: info@fairwood.org

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・みなさんの知人、友人、ご家族の方にもこのメールマガジンをお知らせして
ください。メールマガジンの登録、バックナンバーはこちらです。
http://www.fairwood.jp/news/newsbk.html
・本メールマガジンの記事について、無断転載はご遠慮ください。
ただし、転載許可の表記のある場合を除きます。
・本メールマガジンに関するご意見・ご感想などは下記のEmailにお寄せくだ
さい。お待ちしております。e-mail: info@fairwood.jp

発 行 : フェアウッド・パートナーズ http://www.fairwood.jp
編 集 : 坂本 有希/三柴 淳一
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