ゴム産業が直面している課題は、森林認証取得を目指す小規模農家に報い、ゴム製品のサプライチェーン全体で流通管理を確実に行うことである。
ベトナム、カンボジア、ラオス各地の数十社のゴム会社(すべてベトナム・ラバー・グループ(VRG)傘下)は、ベトナム森林科学アカデミー(ベトナムのPEFC)および、PEFCアジアパシフィックと協力し、2025年12月に施行される予定のEUDRに先立ち、EUDRコンプライアンス研修を小規模農家に提供している。
タイのゴム農園は主に小規模であるため、大規模農園に比べて、FSC基準を満たすことはより困難だが、すでに、1千ヘクタール以上のゴムの木を管理する225の小規模ゴム農家の協同組合が、タイの国別スタンダードを使用して、PEFC認証ラテックスを世界市場に販売している。
タイは世界最大のゴム生産国および輸出国の一つであり、輸出の11.45%以上がEU市場に向けられている。
なお、ゴム栽培の90%以上はインドネシア、ベトナム、タイで行われており、生産されるゴムの70%以上が自動車産業に供給されている。
原文はこちら(英語)
https://woodcentral.com.au/global-rubber-tackles-eudr-tyre-supply-chains-close-key-blindspot/?utm_campaign=null&utm_medium=null&utm_source=null