1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. 森林減少・森林劣化
  4. 2025.2.19 ロイター:米国製紙業界、トランプ大統領にEU森林破壊防止規制の緩和を求める

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

森林減少・森林劣化

2025.2.19 ロイター:米国製紙業界、トランプ大統領にEU森林破壊防止規制の緩和を求める

米国の製紙・パルプ業界は、トランプ政権に対し、米国が森林破壊ゼロの国と分類されるようEUに求めるべきだと働きかけている。
これは、商務長官に指名されたハワード・ラトニック氏が米国を「低リスク」に分類するよう求めた内容を超えるものだ。低リスクとは、EUの政策で最も緩いレベルである。EUDRには森林破壊ゼロとみなされる国のカテゴリーは含まれていない。
全米林産物製紙協会(AF&PA)によれば、米国のEU向け林産物輸出は35億ドルを超え、米国は、おむつや生理用品の製造に使用される特殊パルプの欧州の最大の供給国となっている。
AF&PA
は、米国の製紙パルプ工場はEUの政策のトレーサビリティ要件を遵守できないと述べた。AF&PAのハイジ・ブロックCEOは「我々の業界で使用されている製材所残材や林地残材は、生産工程を通じて複数回混合される」と言う。「このため、元の森林の土地から最終製品に至るまで、個々の木材チップを追跡することは事実上不可能である。」
原文はこちら(英語)
https://www.reuters.com/business/us-paper-industry-asks-trump-seek-lighter-eu-deforestation-rules-2025-02-18