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2024.12.24 Mongabay:アグリビジネス大手のオラムはEUDRで先行、サプライヤーは遅れ気味

欧州連合(EU)の森林破壊防止規則(EUDRの遵守をめぐる競争で、大きなギャップが生まれている。シンガポールに本社を置くアグリ・フードビジネスのオラム・グループの子会社であるオラム・アグリおよびオフィは、先進的なトレーサビリティと情報システムを活用して優位に立っているとモンガベイに語った。対照的に、ホンジュラスやインドネシアなどの国の小規模農家は、EUDR適用される前にコンプライアンス手続きを開始するのに必要な重要な情報とリソースをまだ欠いている。
ストックホルム環境研究所の上級研究員マイロン・バストス・リマ氏は、EUDRの義務を果たさなければならないとの圧力が高まるにつれ、大企業が自社のコンプライアンスの必要性を満たすためにサプライヤーを簡単に切り離してしまう危険性があると述べた。
欧州の大手企業は、不適合な製品を輸入した場合、売上高の最大4パーセントの罰金を科せられることになるのである。
エチオピアのカファ地域では、コーヒー豆のほとんどは貧しい農家により栽培されており、彼らにはEUDRの要件を満たすために必要な複雑なデータを収集する専門知識や技術がない。このため、すでに一部のヨーロッパの買い手が注文を減らしている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2024/12/agribusiness-giant-olam-gets-head-start-on-eudr-its-suppliers-not-so-much/