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森林減少・森林劣化

●2025.4.14 Mongabay:「ハート・オブ・ボルネオ」のダム群、インドネシアのグリーンエネルギー推進のために先住民族の森を破壊

インドネシア中央政府は、東南アジア最大の水力発電プロジェクトの一環として、北カリマンタン州の3つの河川沿いに5つのダムを建設する計画を推進している。ダム建設の費用は200億ドル以上と推定されている。2035年の完成時には、発電能力の合計は9,000メガワットになるとみられ、ブルンガン地区に建設中のカリマンタン工業団地の産業に電力を供給する予定。政府はこの場所を太陽光パネルとバッテリー製造の世界的な拠点にしたいとしている。
地元住民によると、最初のダムのためのトンネル工事は全長1キロメートル以上に達しており、北カリマンタン州当局は541世帯を早急に移住させる計画という。
2007年にブルネイとインドネシア、マレーシアの政府は、世界で最も広範な生物多様性を擁するボルネオ島の自然を保護する誓約である「ハート・オブ・ボルネオ」イニシアチブに署名した。
しかし、このハート・オフ・ボルネオにあるカヤン・ムンタラン国立公園(336万ヘクタール)の約2パーセントに相当する約244ヘクタールが、この水力発電プロジェクトのために水没することになる。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2025/04/heart-of-borneo-dams-raze-indigenous-forests-for-indonesia-green-energy-drive/