2025.12.30 Mongabay:泥炭地に造成されたアブラヤシ農園の排水路はメタン発生源として見落されている:研究
最近の研究によると、農業用に泥炭地から水を排水する水路は、メタンを含む温室効果ガスの重要な発生源であるが、しばしば見落とされている。
エストニア、タルトゥ大学の環境技術教授、カサック氏らは最近の研究論文のなかで、これらの排水路からのメタンガスが、調査対象のアブラヤシ農園1ヘクタール当たりから排出される温室効果ガス総量の10%を占めていること、これらの排水路が占める面積は、農園全体の4%に過ぎないことについて述べている。
「この研究結果は、排水された泥炭地からの(温室効果ガス)排出量に関するこれまでの推定値が、排水路からの寄与を過小評価していた可能性が高いことを意味しているという点で、重要である。排水路は、世界の炭素会計ではしばしば無視されている。」とカサック氏は述べた。
10月23日付の科学誌「サイエンティフィック・リポート」に発表された研究チームのこの調査結果は、排出量のバランスをさらに深く理解するため、そしてより広くは、泥炭地の排水による環境コストを深く理解するために、さらなる研究が必要であることを指摘している。