日経XTECH:ウッドショックの根本原因は輸入材に依存し過ぎた家づくりにある
木材の需給が逼迫して価格が高騰する“ウッドショック”に、住宅業界が強い 危機感を抱いている。2021年3月の新設住宅着工戸数は21カ月ぶりに増加に転 じたにもかかわらず、注文した木材が現場に届かない、プレカット会社が見積 価格や納期を示せないといった状況が、同年3月末から頻発しているからだ。 ウッドショックが発生した原因は一般に、米国内での新築住宅需要の増加や木 材相場の変動、中国の経済回復などに伴う木材需要増、コンテナ不足といった 国外の事情で、日本向けの輸入材と原木の供給量が大きく減ったことにあると 説明されている。 だが、根本的な発生原因は、輸入材に依存し過ぎた家づくりにあると筆者は考 える。19年の木材需給表によると、日本で建築に使われている製材用材の自給 率は約51%、合板用材の自給率は約45%だ。
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