1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. バイオマス関連
  4. 東洋経済:日本が大量輸入する「木質ペレット」に重大な懸念

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

バイオマス関連

東洋経済:日本が大量輸入する「木質ペレット」に重大な懸念

地球を救うエコ燃料なのか、健康被害を及ぼす問題燃料なのか──。発電用素材として日本でも利用が急激に増えている「木質バイオマス」をめぐって、生産工場が多くあるアメリカ南部では、健康被害を訴える声が増えており、地元NGOやメディアが問題視し始めている。
木質バイオマス燃料の1つである木質ペレットは、国産より輸入の方が安く調達しやすく、現在は主にベトナムやカナダから輸入されており、その輸入量は2012年の7万トンから2021年には311万トンに拡大。日本が脱炭素を急ぐ中、輸入量は今後も増える公算だ。
こうした中、日本の大手企業や電力会社はアメリカの木質ペレット大手、エンビバとすでに提携し、今後年間最大850万トンの木質ペレットを調達する予定だ。これは、エンビバの現在年間総合生産量の620万トンを超える量である。
エンビバなど木質ペレットを生産する企業の多くは、木材生産地世界一とされるアメリカ南部に工場を構えており、2021年には約10億ドル(約1400億円)相当を輸出している。南部に10工場を持つエンビバが最大手で、これに次ぐイギリスのドラックスは南部で7つの工場を展開している。
詳しくはこちら
https://toyokeizai.net/articles/-/605269