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日本経済新聞:英バイオマス発電大手、指数外しの理由を巡り混乱

英電力会社ドラックス・グループは、同社が手掛けるバイオマス発電について、同社が主張するほど環境に優しいものではないと、たびたび環境団体などから批判を浴びてきた。7月、この論争が政治の場に飛び火した。
英政府はバイオマス発電を温暖化ガス排出削減策の柱の一つに掲げ、ドラックスは自社のバイオマス発電を「カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出実質ゼロ)だ」と宣伝しているが、異論も多く50人以上の国会議員がジョンソン首相宛てに懸念を示す書簡を送った。
その証拠の一つが、ドラックスが昨年、米格付け大手S&Pグローバルの「クリーン・エネルギー・インデックス」から外されたことだった。ドラックスが環境評価団体である英CDPに提出した温暖化ガス排出量で、ドラックスは、1)自社活動で発生する「スコープ1」排出 2)電気使用など間接排出する「スコープ2」3)木質ペレットの製造に使われる木が吸収する「バイオジェニック(生物活動)排出」ーーの3種類をCO2排出量として報告した。そして、3)に関しては、燃やして発生するCO2は、木の成長過程では光合成により吸収し相殺されるので計上する必要はないと説明した。だが、S&Pはこれを計算に入れていた。その分が炭素集約度を高め、インデックスからの除外につながったのだ。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03DRN0T00C22A8000000/