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CNN:英政府、3740億円規模の「カーボンネガティブ」発電所を承認 議論の的に

英政府は1月16日、木を燃料とする「カーボンネガティブ(炭素吸収量が排出量を上回る状態)」発電所の建設に20億ポンド(約3740億円)を投じる計画を承認した。ただ、一部の気候専門家からは、環境に優しくない可能性のある技術に多額の資金を投じる実験だとの批判も出ている。
英国のクチーニョ・エネルギー安全保障相は、イングランド北部ヨークシャーの発電所にある発電機2基に炭素回収装置を取り付ける計画にゴーサインを出した。運営は英電力会社ドラックスが担う。同社によると、稼働が始まれば、発電機1基当たり年400万トンの炭素汚染物質の大気流入を防げるという。
こうした炭素はその後、北海の海底に貯留される。地球温暖化の促進を防ぐのが目的だ。
ヨークシャーの発電所はかつて西欧で最も排出量が多かったが、ドラックスは2019年、燃料を石炭から木質ペレットを中心とするバイオマスに切り替えた。主に北米から輸入された木材を燃料に使用し、英国の発電量の約4%を生産している。
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https://www.cnn.co.jp/world/35214009.html