世界最大の製紙会社2社が、インドネシアの天然林と泥炭地において伐採を行い、森林破壊ゼロの誓約に違反したと活動家たちが主張している。
インドネシアのNGO連合による調査によると、スマトラ島にあるアジア・パルプ・アンド・ペーパー社(APP)とアジア・パシフィック・リソーシズ・インターナショナル・ホールディングス社(APRIL)の伐採コンセッション内およびその周辺において森林破壊が発覚した。
APRIL社は、同社の伐採コンセッション2か所において天然林を伐採し泥炭地を破壊しており、その施業の一部は法的な許可なしに行われた疑いがある。
前者の伐採コンセッションは、リアウ州シアク郡スンガイ・マンダウ地域にあり、PTリアウ・アンダラン・パルプ・アンド・ペーパー(RAPP)が運営している。
同NGO連合は衛星画像分析と現地調査により、2023年6月以降、RAPPのコンセッション内で9ヘクタール(22エーカー)の森林伐採が行われていることを発見し、2023年8月以降、コンセッション周辺で新たに83ヘクタール(205エーカー)の伐採を確認している。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2024/07/sumatra-pulp-paper-giants-violate-zero-deforestation-pledge-activists-allege/