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2025.4.17 Seneca:EU委員会は、サプライチェーンに関して新たに導入される森林破壊防止法の下でのコンプライアンス規則を緩和

欧州委員会は、環境目標と経済的実現可能性のバランスを取るため、EU森林破壊防止規則(EUDR)の実施に関するガイドラインの改訂版を発行した。これにより、同規則の中核となるESG目標は維持されつつも、企業に課せられるコンプライアンス要件が緩和される。これらの改訂は、競争力と持続可能性を高めるEU全体の取組みと整合しており、長期的なカーボンニュートラル戦略を支えるものとなっている。
2023年6月に施行されたEUDRは、企業に対し、パーム油、牛肉、大豆、カカオ、ゴム、木材などの主要商品のサプライチェーンを検証し、それらの製品が2020年以降の森林破壊の要因となっていないことの確認を義務付けている。企業は製品を原産地まで遡及し、持続可能性基準への準拠を証明する必要がある。同規則は、原材料に対してだけではなく、家具、タイヤ、チョコレートなど、これらの原材料から派生する製品にも適用される。
原文はこちら(英語)
https://senecaesg.com/insights/eu-commission-eases-compliance-rules-under-new-supply-chain-deforestation-law/