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2025.11.21 Mongabay:森は伐採せずに残す方が価値がある:アマゾンを守るために必要なことをヴィルジリオ・ヴィアナが語る

アマゾンの保全には、あらゆる主体による「グローバル・ムティラオン」(全世界の協働)が必要だ。気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)は、まさにこの点において重要な貢献を果たした。
ヴィルジリオ・ヴィアナ氏が率いるアマゾン持続可能性財団(FAS)は「希望の船」を組織し、アマゾンの草の根リーダー220人、科学者、気候変動起業家、アーティストをベレンまで運んだ。この希望の船は対話のプラットフォームとなり、行動を促すことを目指した。インターネットにアクセスできる1,900以上のコミュニティに働きかけることからこの野心的なプロジェクトは始まった
600回以上のワークショップを開催し、それらが99件の適応計画に反映された。その後それらは、船上で外部の専門家とともに精緻化された。これらの計画の中には、荒廃した森林の再生や地元の監視グループの強化といった小規模で実践的なものもあれば、村では集められないような巨額の資金を必要とするものもあった。これらを合わせたものは、ヴィアナ氏が言う「気候正義を、現在の気候変動を経験している人々の視点から定量化する初の試み」である。彼の推計では、その総額は約40億ドルに上る。
アマゾンの未来への希望は行動にかかっている。アマゾンでは、ニュースではあまり取り上げられないような前向きな出来事が多く起こっている。
行動のために資源を動員する意思のある人々の協働・連携が、COPから生まれることを願っている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2025/11/a-forest-worth-more-standing-virgilio-viana-on-what-it-will-take-to-protect-the-amazon/