1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. 森林減少・森林劣化
  4. 2025.12.15 Mongabay:環境配慮を示すラベルであるPEFC、オランウータンの生息地で伐採を行うインドネシア企業の認証により批判を浴びる

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

森林減少・森林劣化

2025.12.15 Mongabay:環境配慮を示すラベルであるPEFC、オランウータンの生息地で伐採を行うインドネシア企業の認証により批判を浴びる

世界的な森林認証機関であるPEFCが、近年のインドネシアで最大規模の森林伐採を行う企業の一つを認証したとして、厳しい監視の目が向けられており、消費者が購入する木材製品の原産地について誤解を招く可能性があるという懸念が高まっている。
2025年11月、森林認証制度であるPEFCは、インドネシアの木材企業であるPTインダストリアル・フォレスト・プランテーション(IFP)の認証を承認した。この認証により、同社はパルプ用材を「持続可能な」ものとして販売することができる。環境NGOアースサイトによると、IFPは近年、インドネシアで2番目に大きな伐採企業となっている。
2016年から2022年にかけて、IFPはボルネオ島中部で、アムステルダムとほぼ同じ面積にあたる約2万2000ヘクタール(約5万4000エーカー)の自然林を伐採し、植林地を造成した。同社は2022年以降、インドネシアの産業プランテーションセクターにおいて毎年、どの事業者よりも多くの森林を伐採してきた。この伐採地は、絶滅が深刻に危惧されているボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)の重要な生息地域に位置し、伐採が許可されている面積の約半分がオランウータンの生息地と推定されている。
IFPはアースサイトの調査結果を否定し、すべての伐採と植林はインドネシア環境林業省が承認した作業計画に基づいて行われたと述べた。加えて、同社は2023年末には、自然林の伐採は停止したと述べている。しかし、インドネシアのNGO団体アウリガ・ヌサンタラの分析によると、森林破壊は2024年に入っても続いており、伐採許可地内において、1,000ヘクタール(2,500エーカー)を超える森林の損失が記録されている。これにより、IFPは同年にプランテーション許可保有企業の中で4番目に大きな森林破壊企業となった。
PEFCはアースサイトに対し、認証手続き上の誤りに関する明確な証拠は見つからなかったと述べた。さらに、基準に違反した森林伐採を示す信頼できる情報が出てきた場合、IFPの監査機関であるムトゥ・インターナショナルに正式な苦情を申し立て、調査を義務付ける可能性があると付け加えた。
アースサイトの最新報告書によると、このリスクはインドネシアだけにとどまらない。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2025/12/green-labeler-pefc-under-fire-for-certifying-indonesian-firm-clearing-orangutan-habitat/