2025.12.18 Mongabay:サイクロンで壊滅的な被害を受けたタパヌリオランウータンは、ゾーニングにより生息地の喪失に直面している
インドネシア北スマトラ州で提案されているゾーニングの見直しにより、バタン・トル・エコシステム西部地域の3万9000ヘクタールが法的保護から外され、絶滅の危機に晒されているタパヌリオランウータンの最後の生息地が脅かされる可能性がある。
地元当局により提案されたこの見直しは、強力なサイクロンが洪水と土砂崩れを引き起こし、数十頭のタパヌリオランウータンが死亡または避難を余儀なくされ、数千ヘクタールの森林が深刻な被害を受ける数週間前に提案された。
ゾーニングの見直しにより「戦略地域」の区画指定が解除されれば、近隣のマルタベ金鉱山の拡張計画を含む鉱業および農園開発計画に対する監視が弱まる。オランウータン情報センター(OIC)創設者パヌト・ハディシスウォヨ氏は、この計画により、タパヌリオランウータンが最も多く生息している西部地域が壊滅的な打撃を受けるだろうと語った。
米国のキャンペーン団体、マイティ・アースの森林産品担当責任者アマンダ・ホロウィッツ氏は、西部地域が最近の洪水と土砂崩れの被害を最も受けたことを考えると、この提案は特に憂慮すべきものだと述べた。
「もしこ計画が実行されれば、生態学的災害となり、タパヌリオランウータンという種はまたしても終焉に近づくことになるでしょう。なぜなら、スマトラ島北部を襲った壊滅的なサイクロンによる地滑り、倒木、洪水で最大54頭が影響を受け、相当数の個体が死亡した可能性があるからです」と彼女は語った。
自然保護活動家は、個体数の減少を防ぐため緊急保護策と保全措置の拡大を求めている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2025/12/tapanuli-orangutan-devastated-by-cyclone-now-faces-habitat-loss-under-zoning-plans/