Mongabay: プナン族、伐採阻止のために道路封鎖(マレーシア)
伐採会社サムリン社による伐採を阻止するため、先住民族、プナンがボルネオ・バラムの2カ所に先月、ブロッケードを建設した。プナンの活動家によると、サムリン社はプナンの同意なしに彼らの土地に違法に侵入し、伐採を開始したという。発見後、ただちに警察に届け出たが警察は対応をしなかったためブロッケードを建設したという。他方、サムリン社は問題の土地での伐採ライセンスを取得しており、プナン族の主張には悪意があり正しくないと述べている。土地紛争の原因は、1958年制定の土地法に基づく土地調査に端を発する。プナン族はこれ以上の土地喪失に対抗するため、土地法に基づきみずからコミュニティの土地について地図に落とし、2017年に作成した地図を州政府に手渡したが、政府からの承認はまだない。今回、問題になっている土地は政府による正式な調査はまだ行われておらず、所有権はあいまいなままとなっていた。
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