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Mongabay:森林消失が続くカンボジア、保護区で深刻

メリーランド大学が4月4日に発表し、衛星監視プラットフォーム「グローバル・フォレスト・ウォッチ」により入手可能な新たなデータによると、2023年はカンボジア全土で森林消失が続いており、特に環境省により保護区として指定された地区で顕著であることが示されている。
2023年に消失したカンボジアの森林面積はロサンゼルス市の面積ほどの12万1000ヘクタールに及ぶ。このうち4万8000ヘクタール以上が原生林であった。
なかでもプレイ・ラング野生生物保護区の森林消失率が最も高く、プレイ・ラングにとって過去最悪の森林消失を記録した年の一つとなった。昨年のプレイ・ラングでの森林減少に著しく貢献しているのは、中国人が経営する金採掘の拡大と、木材取引業者トライ・ヒープ所有の鉄鉱山の開発である。シンク・バイオテックとその姉妹会社アンコール・プライウッドに関わる違法伐採も森林減少に大きく寄与している。
データによって明らかになった憂慮すべき傾向にもかかわらず、カンボジア政府は2050年までに国内の森林被覆率を60%に増やすとの野心的な目標を掲げている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2024/04/protected-areas-bear-the-brunt-as-forest-loss-continues-across-cambodia/