1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. 日本は今!
  4. 2024.8.11 JBPress:現役のマタギが直言!数百年にわたる熊との共存を可能にした仕組みとは?

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

日本は今!

2024.8.11 JBPress:現役のマタギが直言!数百年にわたる熊との共存を可能にした仕組みとは?

現状、日本の国土の19%が人工林でスギやヒノキが植えられている。この面積は東北地方全体よりも広いエリアだ。
戦後から始まった高度経済成長期において、国策として進められた開墾、スギやヒノキなど針葉樹の造林など、人々が生きるためにその時代時代において需要や必要性があったことは理解できる。
しかし、熊をはじめとした野生鳥獣にとって、人間が手を加え変えてしまった森は餌場のない過酷な環境である。
熊を獲ることはこの土地の人々にとって暮らしの一部であり、何にも替えることのできない行為である。
日本ほど、熊と人が密集した土地で共に暮らしているという場所は世界中見渡しても他にない。特に秋田県はとりわけ密集度が高く、その中でも今まで人的被害が少なかったのは、このマタギという特有の文化の影響なのではないかと推測できる。
巻狩りと呼ばれる集団猟により、熊に対して威嚇をし、ここから先は人間が住む領域として認知させる。それを数百年以上前から毎年欠かさずやり続けていれば、当然熊も寄り付かなくなる。
自己防衛であり、暮らしを守るための手段であり、熊と共存するための智恵でもある。
原文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e344a5f38e7f66180a4990b3bfb237f2b21b4ad?page=1