●2025.4.8 日本経済新聞:バイオマス発電普及に木材不足の壁 打開の要は住宅市場 生かせ国産木材(下)
バイオマス発電所で燃料に使う木質チップの原料となる丸太の出材は最近5〜6年で半減。丸太の調達価格は3〜5割跳ね上がった。
資源エネルギー庁によると、木質燃料を使う木質バイオマス発電所は近年急増し、24年9月時点で全国で300カ所を超えた。国の固定価格買い取り制度(FIT)の対象で、風力や太陽光に比べ天候に左右されず運営できる点などから、大手企業などの参入が相次いでいる。木質バイオマス発電の運営に影を落としているのが、燃料となる木質チップの不足と価格の高騰だ。燃料材の利用量は10年で8倍となった。
日本木質バイオマスエネルギー協会(東京・台東)の調査で、2024年9月時点の燃料用チップの調達価格(含水率0%)は1トンあたり2万3042円。遡れる17年6月から16%上がった。
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