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2025.6.14 日本農業新聞:[論説]24年度森林・林業白書 生物多様性を重視せよ

木材や水、大気中の酸素などさまざまな「恵み」を与える森林。林業政策を考える上で重視したいのが、森林が育む生物多様性だ。2024年度の森林・林業白書は、生物多様性を高める林業経営と木材利用を特集した。木材自給率が伸びている今こそ、森林の役割に目を向けたい。(中略)
日本は、国土の3分の2を占める森林大国で、生物資源の宝庫だ。原生的な天然林や里山林、人工林がモザイク状にあり、生物多様性に優れた森林が形成されている。木材の生産性向上は必要だとしても、持続的な森林に向けた主伐後の再造林や間伐などの適切な森林整備で、温室効果ガスの吸収量を確保し、生物多様性の保全に貢献することが欠かせない。24年度に課税が始まった森林環境税を有効活用し、森林を適切に管理していく必要がある。
希望は、木材自給率が18.8%(02年)から43%(23年)に向上していることだ。円安などで木材輸入が減少し、国産材利用が増加傾向にあるためだ。伐採期を迎えた国産材の利用をさらに推進し、外材依存を減らしたい。それが国内の林業振興となり、生物多様性の維持につながる。
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https://www.agrinews.co.jp/opinion/index/312665