フェアウッドマガジン 第23号    March 2007

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フェアウッド建築セミナー特集号(2) ~森を育む認証材の家づくり~

 木材の最大の需要先である住宅建築業、購入者の方々を対象に全国各地で開催している「フェアウッド建築セミナー」。今回は仙台で開催した「森を育む認証材の家づくり」から、岩手県の2事例、栃木県の1事例を紹介します。

1.FSC認証の家づくり ~西倉工務店
認証材を利用した木材でできた堰
(西倉氏発表資料から)
1,わがの所有林が取得したんです。地元の材を使おうということで一緒に社のCOC(流通・加工管理)認証の取得の経緯ですが、わが社が取得する1年前に岩泉町と長野県に本社のある吉本岩泉事業所やってきた方なんですが、もともと地元には周りに製材所がないものですから、「使う側が認証を取らないと流通しないよ。他県にも認証を取得したところはあるけれど、運搬にそこまでお金をかけたりするとコストも下がらないから、あなたも取ってほしい」と話をもらいました。
(西倉 正三さん/西倉工務店代表取締役)



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2. FSC森林認証の取組み ~岩手県住田町
住田町におけるFSC材の流れ
(佐々木氏発表資料から)
住田町の取り組みというのは、民間とともに行政も一緒にどれだけ汗を流せるかというところで、「町としての取り組み姿勢を示そう」というのが町長の方針です。木材価格の低迷が続いている中で、なんとか地域材を世に出していこうと、川下、つまりお客様に近いところからの施設ということで、製材工場、集成材工場、プレカット工場などのある木工団地を整備しています。
(佐々木 伸也さん/岩手県住田町産業振興課)

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3. 住宅部材としてのSGEC認証材のメリットと課題
高見林業の森林の様子
(斉藤氏発表資料から)
経営規模としては、現在、226.67haの面積を所有しています。また、人工林率が96%。これは比較的高い数値ですが、皆さんご存知の通り、戦後の拡大造林の波の中でちょっと植え過ぎのきらいがあると私は感じています。樹種比率は、杉が60%、ヒノキが38%です。その他の2%は広葉樹等です。従業員は3人、事務は1人です。経営範囲は、苗木作りから製材販売、木工品、そして今は、施主と行う「家づくりのアシスト」という部分を大きく進めているところです。
(斉藤 正さん/高見林業代表取締役)

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