1. HOME
  2. 世界のニュース
  3. パーム油問題
  4. Mongabay:パーム油奴隷事件で拷問を行ったと告発されている人物ら、未だ自由の身(インドネシア)

世界のニュース

定期的にメールでお知らせしています。

パーム油問題

Mongabay:パーム油奴隷事件で拷問を行ったと告発されている人物ら、未だ自由の身(インドネシア)

ニューヨークタイムズによると、軍人や政府役人を含む60人が人身売買や拷問に関与したとして、数十名の犠牲者や目撃者が非難しているにもかかわらず、起訴されたのは13人に過ぎない。
この奴隷労働事件は、麻薬常習者を更生プログラムの名目で投獄し、アブラヤシ農園で強制的に働かせるというものだった。
事件は、北スマトラ州ランカット県の指導者、テルビット・レンカナ・ペランギン・アンギン氏が昨年、収賄により逮捕されて発覚した。汚職取締官が彼の住宅を捜索し、鉄格子で仕切られた部屋に十数名の男性が監禁されているのを発見した。男性らは麻薬中毒の治療を受けるどころか拷問され、ペランギン・アンギン氏とその家族が所有する農園とパーム油搾油工場で働かされていた、と目撃者らは述べた。

彼の25歳の息子は、男性を拷問し死亡させたとして懲役19ヶ月の刑を言い渡され、刑期の半分の期間、服役し、すでに釈放されている。検察官らは今回のスキャンダルに関与したとされる者のほとんどをいまだに起訴していない。起訴されていない者には、ペランギン・アンギン氏や、警備や拷問を手伝ったとされる警察官や軍人らも含まれる。
ペランギン・アンギン農園からのパーム油は、ユニリーバ、ネスレ、レキットといった消費財大手のサプライチェーンに流れていると報じられている
原文はこちら(英語)
https://onl.sc/3XVKrWa