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パーム油問題

2025.2.11 ijnet:マレーシアのパーム油農園における森林破壊と汚職の要因を暴く(報告書)

マレーシアの国営パーム油農園における、非持続可能な伐採に関する通報を受け、熱帯雨林調査ネットワーク(RIN)の元スタッフであるロー・チュアン氏は1年間にわたる調査を開始し、報告書「農園の失敗、環境への影響、そして地元銀行からの多重融資」を発表した。
「調査はマレーシアにおける森林管理の構造的な弱点を露呈させている」とチュアン氏は述べた。「地域のパーム油業界が様々な環境保全への取り組みを行ってきたにもかかわらず、今回の事例は、政府による不十分な執行と監督、そして政府内の各省庁間の一貫性の欠如が、悪質な業者が処罰を免れて活動することを可能にしてきたことを証明した。」
2015年、国営のパハン州森林公社(PKNP)は、タマンネガラ国立公園に近いパハン州ジェラントゥットのフル・テンベリン地区でアブラヤシの植林を開始した。タマンネガラ国立公園は、豊かながらも壊れやすい、豊かな生物多様性を誇る成熟した密林である。2023年にチュン・チュアン氏が現地視察をした際、管理が行き届いていないプロジェクトサイトを発見していたが、このサイトが森林の皆伐に充てられていた場所であった。
原文はこちら(英語)
https://ijnet.org/en/story/exposing-drivers-deforestation-and-corruption-malaysian-palm-oil-plantation