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パーム油問題

2025.4.15 Mongabay:インドネシアの贈収賄スキャンダルで、パーム油大手の汚職を無罪放免した裁判官が起訴される

注目を集めた汚職事件でパーム油大手のペルマタ・ヒジャウ、ウィルマー、ムシム・マスに有利な判決を下すために賄賂を受け取ったとして、インドネシアの裁判官4人(アリフ氏、アガム氏、アリ氏、書記官ワユヒ氏)と弁護士2人が、4月13日に起訴された。
検察は、これらの企業が仲介者の弁護士を通じて最大357万ドル(600億ルピア)を裁判官に流用し、総額10億ドルを超える罰金を回避したと主張している。
これら3社は、全国で食用油が深刻な不足に陥っていた2022年に、許可された量を超えてパーム原油(CPO)を輸出したとして、汚職容疑で裁判にかけられていた。2023年初頭、貿易省職員、著名な経済学者、そしてパーム油会社幹部3名が、輸出スキャンダルへの関与を理由に有罪判決を受け、投獄された。ところが、その後の企業に対する裁判で、裁判官(アリフ氏・アガム氏・アリ氏)は、各社は起訴に値しないとの判決を今年3月19日に下した。
この異例の判決は、オランダ植民地時代の名残である「起訴なしの免責」と呼ばれるもので、輸出は当時の貿易政策に準拠していたという根拠に基づいていた。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2025/04/judges-charged-in-indonesian-bribery-scandal-after-clearing-palm-oil-giants-of-corruption/