新たに40億ドルの工場がルイジアナ州の農地に建設される予定で、サトウキビから作られる廃棄バイオマスが、次世代の持続可能な航空燃料を供給する見込みだ。
再生可能水素メーカーDG Fuels、エネルギー大手BP、そして化学メーカーのJohnson Mattheyは、ルイジアナ州セントジェームス郡で年間1億8000万ガロンの持続可能な航空燃料(SAF)を生産する計画だ。これは大西洋横断便3万便分に相当するという。
ワシントンに拠点をおくDG Fuelsは、年間1億2000万ドル相当のサトウキビ廃棄物を購入し、SAFの製造に欠かせない要素の一つである一酸化炭素を生産する。一酸化炭素はブルー水素と組み合わせられ、シングガスと呼ばれる混合物を作り出す。これはその後、Jonthon MattheとBPの特許技術により、低炭素ケロシンの形態に変換される。
DG Fuelsは、廃棄バイオマスとブルー水素への切り替えにより、同社の持続可能な航空燃料(SAF)のCO2排出量が、従来のケロシンに比べて、使用時に1メガジュールあたり90gから14グラムに低減したと述べている。
原文はこちら(英語)
https://www.wsj.com/articles/big-hitters-team-up-to-produce-sustainable-aviation-fuel-out-of-sugar-cane-a57abcd8