第62回フェアウッド研究部会「ウクライナ危機で改めて考えるロシア材」(2022.5.25)
2022.4.28掲載
2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、日本とロシアの政府はお互いに各種製品の輸入・輸出を禁止するという措置をとる事態となり、その中に木材製品も含まれています。ロシアからの木材禁輸が日本の木材市場全体にどのような影響を及ぼすのか、関心が高まっています。
そこでフェアウッド研究部会では、日本とロシア、そしてその間の取引国として重要な中国と日本の過去の木材貿易を振り返り、今回のような危機をどのように捉えたらよいのか、今後の両国との木材貿易のありかたについて、市場動向、フェアウッドな木材利用、調達基準や木材規制などを交えて、関心をお持ちの方と議論してみたいと思います。
【開催概要】
日 時:2022年5月25日(水)18:00~20:00(開場:開始の5分前)
会議URL:お申込みいただいた方に後日ご案内いたします(ZOOM利用を予定)
参加費: 1,000円
※お申込みいただいた方で希望のある場合は、当日の録画アーカイブを後日、期間限定でご覧いただくことが可能です。
【プログラム】(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
話題提供1:日本によるロシア材利用の歴史と展望
講師:佐々木 勝教/フェアウッド・パートナーズ、国際環境NGO FoE Japan
話題提供2:ロシア材を含む中国の木材加工貿易の経緯とクリーンウッド法の今後
講師:中村 有紀/ Preferred by Nature 責任調達コンサルタント
第2部:懇親会(19:30~20:00)
(希望者のみ、お飲み物等はご自身で準備ください)
■講師プロフィール(敬称略)
佐々木 勝教/フェアウッド・パートナーズ、国際環境NGO FoE Japan
東京外国語大学ヨーロッパ第三専攻博士前期課程修了。2004年よりFoE Japanロシアタイガプログラムにて、極東ロシアの森林生態系保全プロジェクトに従事。2006年よりFoE Japan森林チーム兼務。以後、主としてロシアの森林分野の調査に従事。また、木材生産地の環境・社会に配慮した木材“フェアウッド”調達推進や普及啓発活動に取組む他、東日本大震災からの復興のための海岸林再生活動も行う。
中村 有紀/ Preferred by Nature 責任調達コンサルタント
大阪府出身。ニューヨーク州立大学環境科学森林学校・環境学部政策専攻卒業。フライブルク大学院・森林生態管理学修士課程修了。
在学中にエクアドル、バングラデシュ、タイの国際協力機関において、社会林業プロジェクトに従事。2014年一般社団法人日本森林技術協会入社。林野庁のクリーンウッド法に係る諸外国の森林関連法制度、森林認証材普及の調査事業などを主査した。2020年より現職。国連FAOの森林法データベースの情報収集や木材輸入事業者の調達方針分析などを担当。また、某外資系家具製造小売事業者において、木材を含む製品原料及びサービスの責任調達監査に従事している。
【お申込み】
お申し込みフォームよりお申し込みください。
フォーム記入ができない場合、「第61回フェアウッド研究部会参加希望」と件名に明記の上、1)お名前 2)ふりがな 3)ご所属(組織名及び部署名等)4)Eメールアドレスを、メールにてinfo@fairwood.jpまで送付ください。
※定員100名
【お問合せ】
- 地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
http://www.fairwood.jp、info@fairwood.jp、TEL:03-5825-9735 - ワイス・ワイス(担当窓口/広報課 野村)
http://www.wisewise.com、press@wisewise.com、TEL: 03-5467-7003
※テレワーク推進中のため、極力メールにてお問合せお願いします。