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フェアウッド研究部会

第79回フェアウッド研究部会「地域森林とフォレスター~森林の未来のために必要な2つのこと」

2024.4.9掲載

日本は国土の67.1%の森林面積(2,500万ha)を有する豊かな森林国です。近年、国の政策は皆伐再造林を推進し、素材(丸太)生産量増大を目指す方向ですが、国が直接経営や生産管理まで関与できるのは国有林に限られ、多くの森林に対しては、県や市町村、森林組合等を介して、その政策実現を図る仕組みになっています。

森林の多くを占める私有林(約1,400万ha)のうち、約500万haが小規模林家所有(非林業経営体)で(注)、そうした地域森林の経営管理について行政サービスを提供する役割を担っているのが市町村や森林組合等のフォレスターの方々です。国の政策とは別のところで、地域森林には地域事情に基づく課題があり、フォレスターは地域経済・振興・保全など様々考慮した森林経営管理方針に基づき、日々、課題解決に奔走されています。

今回は、そうしたフォレスターの超多忙な業務内容の紹介や、行政にしかできない政策課題や施策形成など、御著書『地域森林とフォレスター』にまとめられた豊田市の地域森林総合監理士の鈴木春彦さんを講師にお招きし、地域の現場視点から森林・林業の未来についてお話いただきます。
※掲載写真は鈴木様から提供いただいたものを使用しています。

  • 注:日本の森林面積は2,500万ha(国土の67.1%)。所有形態の内訳は、国有林31%、公有林12%、そして私有林が57%(約1,400万ha)。その私有林のうち約500万ha(約35%)は小規模林家所有(非林業経営体)で、その他は大規模所有者(企業の社有林等)および林業経営体所有。例えば王子製紙19万ha、日本製紙9万ha、住友林業5万ha、三井物産4万haなど。
【開催概要】

日時:2024年5月2日(木)18:00~19:30(開場:会場は15分前、オンラインは5分前)
場所:ハイブリッド(zoom×地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)東京都渋谷区神宮前 5-53-70 国連大学ビル 1F)
参加費: 1,000円(懇親会費別)
定員:会場25名、オンライン90名
※懇親会は会場参加者のみご参加いただけます。懇親会会費については、当日の受付の際にお支払いを承ります。
※会議URL:お申込みいただいた方に後日ご案内いたします。
※お申込みいただいた方で希望のある場合は、当日の録画アーカイブを後日、期間限定でご覧いただくことが可能です。

【プログラム】(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)

1部:講演(18:0019:30 質疑含む)
講師:鈴木春彦/豊田市 地域森林総合監理士、博士(農学)

2部:懇親会(会場参加者の希望者のみ、別会場にて開催予定)

■講師プロフィール(敬称略)
本の表紙鈴木春彦(すずき はるひこ)/豊田市 地域森林総合監理士、博士(農学)
2000年に北海道大学農学研究院修士課程(森林政策学)を修了。北海道標津町、愛知県豊田市にて自治体の森林専門職員(フォレスター)として活動。2006~2012年は森林組合職員を兼務。2022年3月に北海道大学農学院より、森林政策学の分野で博士(農学)を取得。技術士(森林部門)。
単著に『地域森林とフォレスター:市町村から日本の森をつくる』(築地書館、2023)、分担執筆に『森林未来会議:森を活かす仕組みをつくる』(築地書館、2019)、主要論文に「市町村森林行政における施策形成・実施の体制と地域人材の役割」(林業経済研究、2021年)など。

【お申込み】

お申し込みフォームよりお申し込みください。
フォームがご利用できない場合、「第79回フェアウッド研究部会参加希望」と件名に明記の上、1)お名前、2)ふりがな、3)ご所属(組織名及び部署名等)、4)Eメールアドレス、5)参加方法(会場またはオンライン)、6)会場参加の場合懇親会の出欠を、メールにてinfo(アット)fairwood.jp まで送付ください。

【主催】

国際環境NGO FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、佐藤岳利事務所

【後援】

ワイス・ワイス

【助成】

緑と水の森林ファンド

【お問合せ】

※テレワーク推進中のため、極力メールにてお問合せお願いします。

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