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フェアウッド・マガジン 世界のニュース  第230号 2023年10月3日

今年も異例な高温の夏が続きましたが、世界各地では再び森林火災が多発しています。気候変動の文脈だけで語られることが多いですが、森林が火災に対して脆弱な状態にあるのは、伐採や土地利用転換等の人間活動の行われたことに起因しています。森林のかく乱をモニタリングする新たなシステムの導入も開始されています。木材を利用する上での客観的なデータを取得することが、森林減少を予防し、森林火災を未然に防ぐ可能性を拡大させるかもしれません。
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【森林減少、森林火災】
●2023.9.20 Mongabay:EUの森林破壊防止規則、東南アジアの小規模農家には「非常に困難」
2023年6月に発効した画期的なEUによる森林破壊防止規制は、専門家らの見解では、EU域内に輸出される林産物の大部分を生産する東南アジアの小規模農家に大きな打撃を与える可能性がある
EUの森林破壊防止規制 (EUDR) は、7種類の森林関連コモディティとそれらの製品が森林破壊に関連していることが判明した場合、EU市場に流入することを阻止することを目的としている。
この規則は、木材、パーム油、大豆、ゴム、牛、カカオ、コーヒーをEU市場と取引する生産者や企業に対し、自社の商品が2020年以降森林伐採された土地で栽培されていないことを証明する詳細な根拠の提出を義務付けている。新規制では、生産者や企業に対し、2024年12月までの期限で完全に遵守することが決められている。
原文はこちら(英語)
https://news.mongabay.com/2023/09/eu-deforestation-free-rule-highly-challenging-for-se-asia-smallholders-experts-say/

●2023.9.14 CTREES:CTreesが世界的な森林モニタリングのための先進的な土地利用変化アラート (LUCA)システムのサービスを開始
カリフォルニア州パサデナ:2023年9月14日付け:本日、非営利団体CTreesは、世界初の世界初のレーダーベースの森林撹乱警報システムである土地利用変化アラート(LUCA) を開始しました。
LUCAは、すべての森林生物群系をカバーできるという独自の機能を備えており、欧州宇宙機関のセンチネル 1レーダー衛星システムからのデータを活用して、世界規模の森林モニタリングにおいて生じる重大なギャップを解消している。 世界の森林に関し、ほぼリアルタイムに情報を提供することで、あらゆる形態の森林破壊や劣化を含む森林撹乱の理解に革命をもたらすだろう。
原文はこちら(英語)
https://ctrees.org/news/release-ctrees-launches-pioneering-land-use-change-alert

●2023.9.13 AP:インドネシア・スマトラ島で泥炭地火災と戦う消防士
今週水曜日、インドネシアの消防士らが、スマトラ島の数カ所で発生した泥炭地火災の消火活動を行ったと当局が明らかにした。
当該の火災は火曜日午後、3つの村の住宅地付近と高速道路沿いで発生した。 水源が遠く、かつ、幾つかの貯水池が干上がっていたため、消防士の活動は困難を極めた。
インドネシアでは森林火災と泥炭火災が毎年問題となっており、近隣諸国との関係を緊張させている。 火災からの煙がインドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ南部の一部を有害な煙霧で覆った。
原文はこちら(英語)
https://apnews.com/article/indonesia-sumatra-fires-2bdb7b034e99361434ddc7a9de50c4fd

●2023.9.6 REUTERS:ブラジル、アマゾン森林伐採が大幅減少 ルラ政権は成果強調
ブラジル政府は5日、熱帯雨林アマゾンの森林伐採が8月に前年比約66%減少し、2018年以来の低水準になったと明らかにした
ブラジル国立宇宙研究所(INPE)のデータによると、1~8月の森林伐採も前年同期比48%減少した。
ルラ大統領は、ボルソナロ前政権下で急増した森林伐採の監視活動を強化し、2030年までに違法伐採をゼロにすることを目指している。
ルラ氏は「環境省と連邦政府の取り組みの成果だ」と強調した。
ブラジルは環境保護対策で国際社会での指導力を高めることを目指しており、先月には熱帯雨林に関する国際会議を開催している。
出所はこちら
https://jp.reuters.com/life/6AC6CZ36A5OPRELYLD3LB3OSJI-2023-09-06/

【世界の森林】
●2023.9.20 岡山大学:熱帯二次林の形成時期を高精度に特定する技術を開発~東南アジアの森林管理や生物多様性評価への貢献が期待~
このたび高知大学、国際農林水産業研究センター、岡山大学、総合地球環境学研究所、マレーシア国サラワク森林局、マレーシアプトラ大学、マレーシアサラワク大学、三重大学の国際共同チームが、東南アジアで焼き畑や山火事などによって森林が消失した後、そこから再生した熱帯二次林の年齢(形成時期)を高精度に特定する技術を開発しました。
商業伐採や農地開発などの人為的活動により、この数十年で東南アジアの原生的な熱帯雨林はほとんど消失し、残存する森林は大半が二次林(攪乱を受けた後に再生した森林)に姿を変えています。熱帯林を持続的に保全・管理するためには、熱帯二次林の適切な評価が不可欠ですが、そもそも熱帯二次林がいつ形成されたのかを特定する技術が無いことが問題となっていました。
本研究は、マレーシアの熱帯二次林において、樹木の木材に含まれる放射性炭素同位体を調べ、そこから樹齢を推定することで熱帯二次林の形成時期が高精度に特定できることを明らかにしました。
詳しくはこちら
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1140.html

●2023.9.13 日本経済新聞:大建工業、木質ボードを全て植林木へ
大建工業は12日、マレーシアの植林会社を買収すると発表した。現地で管理する植林地を2倍超に増やし、植林木を木質ボードの製造に活用する。マレーシアの工場では主な原料の5割に森林伐採によるラワン材を使っており、同材は南洋材と呼ばれる。買収は東南アジアで問題視されている森林伐採を抑える狙いがある。2025年度をめどにすべての原料を植林木に切り替える。
詳しくはこちら
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74386010S3A910C2LKB000/

【木質バイオマス】
●2023.9.8 イーレックス:ベトナム国における木質ペレット工場起工式のお知らせ
イーレックス株式会社は、ベトナム国で計画を進めておりました木質ペレット工場「イーレックス・サクラ・バイオマス・イェンバイ工場」(以下、本プロジェクト)について、2023 年7月6日ベトナム国において起工式を執り行いましたので、下記の通りお知らせします。
詳しくはこちら
https://www.erex.co.jp/wp-content/uploads/2023/07/IR_20230710.pdf

●2023.9.11 BSS山陰放送:「バイオマス発電所」各地で火災相次ぐ…爆発も、なぜ? 共通点に「木質ペレット」
鳥取県米子市で稼働するバイオマス発電所で9日、爆発が発生し、火の手が上がりました。
実はこの施設での火災は少なくとも半年で3回目。さらに全国各地のバイオマス発電所でも火災が相次いでいます。
二酸化炭素排出削減や循環型社会の実現といったメリットもあるとするバイオマス発電ですが、一体なぜ火災が相次いでいるのでしょうか。(中略)
「バイオマス発電の燃料となる木質ペレットですね。それが火災の原因になっていると思います。
発電に使う場合は、なるべく効率よく燃焼させたいので、木を細かく砕いて均一な形状に成形します。木質の燃料ですから、自然発火して火災が起こるということは本当はあってはいけないんですけど、昨今バイオマス発電が普及拡大するに従って、色んなところで起こっています」
詳しくはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/5258641d9eb6fda5f149b07823ffdb465699c2a1

【日本は今!】
●2023.9.30 林野庁:「令和4年木材需給表」の公表について
林野庁は、毎年(1月~12月)の木材需給の状況を明らかにするため、農林水産省「木材統計調査」、財務省「貿易統計」、林野庁「特用林産物生産統計調査」、「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」等を活用して、我が国の木材の需要・供給量を丸太換算し、用材(製材品や合板、パルプ・チップ等に用いられる木材)、しいたけ原木及び燃料材等に区分して取りまとめ、公表しています。
令和4年(2022年)の木材の総需要量は8,509万4千立方メートルとなりました。前年と比較すると296万4千立方メートル(3.6%)増加しました。
詳しくはこちら
https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/230929.html

●2023.9.19 信濃毎日新聞:広葉樹の地域材、活用法は? 家具職人ら、大町市内で21日に講演
県北アルプス地域振興局(大町市)は21日、「北アルプス広葉樹活用フォーラム」を大町市のフレンドプラザ大町で開く。針葉樹が多い他地域と違い、大北地域の民有林は67%が広葉樹。地域材を効果的に活用する方法を考える。
2人が基調講演する。広葉樹が多い神戸市の六甲山で、間伐材を使ったワークショップや用途開拓をしている山崎正夫さんは「ローカルな資源をローカルで循環させる」と題して話す。伊那市の家具職人の中村博さんは、地域の木材で製品を作ることが森林整備につながると考え、「家具職人が考える小さな木製品の可能性」の題で話す。その後、大町市の森林コンサルタントをコーディネーターにして意見交換会を開く。
詳しくはこちら
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023091900219

●2023.9.23 北日本新聞:パッシブタウン(黒部)に県産材活用 県とYKK不動産協定
県とYKK不動産(東京、志水宏朗社長)は22日、建築物への県産材利用を促進する協定を結んだ。同社は黒部市で整備する「パッシブタウン」の建築物に県産材を積極活用し、県は周知や技術的助言で支援。カーボンニュートラルや森林資源循環促進につなげる。同協定の締結は初。
「パッシブタウン」は自然エネルギーを最大限に生かした住まいを整備する構想。2025年春の完成を目指す「第5期街区」では、国内初の水素エネルギーを活用した木造の集合住宅を建設する。同社は全体の9割に県産材を使い、活用のメリットを発信する。県は木材調達などの情報を提供するほか、北陸初となる木材を利用した中高層住宅の建設事例になるとして積極的に広報する。
詳しくはこちら
https://webun.jp/articles/-/472043

●2023.9.22 東京都:「木材利用ポイント事業」の申請受付を開始します
都は、「東京の木 多摩産材」の利用拡大を図るため、多摩産材の利用量に応じて東京の特産物等と交換できるポイントを交付する「木材利用ポイント事業」を実施しています。今年度から、新築戸建て住宅に加え、新たにリフォームを本事業の対象に追加しました。
このたび、申請受付を開始いたしますので、お知らせいたします。
詳しくはこちら
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/09/22/08.html

●2023.9.25 Digital PR Platform:国産広葉樹活用に「無人ヘリ」の森林計測が貢
「森の立木」をデジタルカタログで紹介
森を歩き、ナラやカエデ、サクラの仲間など、各種広葉樹を探索し、記録をとっているのは神戸大学などでつくる「国産広葉樹活用プロジェクト」の皆さんです。樹種を特定し、幹の長さや直径を測り、さらには形状や生育状態等を確認してデータベースに入力していきます。
「MORI TAGシステム」は、広葉樹の活用や流通の活性化を目指して開発された、まったく新しい発想の森林管理システムです。樹木を伐り出すことなく立木のまま電子カタログに掲載することで、木々の個体情報を必要とする事業者等にお知らせすることができます。
詳しくはこちら
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0925/prp_230925_0581020647.html

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☆第75回フェアウッド研究部会
「責任ある素材生産事業体認証制度(CRL)の展望」
https://fairwood.jp/event/231025/
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令和3(2021)年の木材需給率は41.1%。木材利用の視点からは国産材の時代到来?を感じる昨今です。一方、丸太生産の現場においては担い手の高齢化と慢性的な人手不足、さらに他業界と比較して極めて高い労災発生率が懸念されています。また林業の機械化も徐々に進みつつある中で、不適切な路網整備が遠因となった土砂災害なども懸念されるようになっています。
そんな中、令和4(2022)年実績でスギ丸太生産量32年連続日本一を達成した宮崎県発で「責任ある素材生産事業体認証制度(CRL)」の取り組みが進んでいます。今回、その制度の創始者のお一人である宮崎大学の藤掛先生を講師にお招きし、CRL制度設立の背景や制度が持続可能な森林経営・管理に果たす役割、そして認証を受けた事業体の様子など、「よい取り組みを進めている素材生産事業体」の方々の状況をお話しいただきます。
【開催概要】
日 時:2023年10月25日(水)18:00~20:00(開場:開始の5分前)
会議URL:お申込みいただいた方に後日ご案内いたします(ZOOM利用を予定)
参加費: 1,000円
申し込み:https://fwkenkyu75.peatix.com/
※お申込みいただいた方で希望のある場合は、当日の録画アーカイブを後日、期間限定でご覧いただくことが可能です。

【プログラム】(敬称略、内容は予告なく変更することがあります
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
講師:藤掛一郎/宮崎大学 農学部森林緑地環境科学科 教授
第2部:懇親会(19:30~20:00)
(希望者のみ、お飲み物等はご自身で準備ください)

■講師プロフィール(敬称略)
藤掛 一郎(ふじかけ いちろう)/宮崎大学 農学部森林緑地環境科学科 教授
1969年福岡市生まれ。京都大学農学部林学科を卒業後、京都大学助手を経て、2001年に宮崎大学に移り、2008年から現職。専門は林業経済学で、林業経営の伐期選択をはじめとする経営行動の分析、木材市場における需給関係の分析、農林業センサスによる林業経営体の分析などを行ってきた。宮崎では、県内の素材生産事業体を中心としたNPO法人ひむか維森の会の伐採搬出ガイドライン策定や、CRL認証制度の設立、運営を支援してきた他、全国より早く進む主伐再造林活発化の経緯や関係する課題について発信してきた。

■主催
国際環境NGO FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、ワイス・ワイス
■助成
緑と水の森林ファンド
■お問合せ
地球・人間環境フォーラム(担当:中畝、坂本)
http://www.fairwood.jpinfo@fairwood.jp、TEL:03-5825-9735
ワイス・ワイス(担当窓口/広報課 野村)
http://www.wisewise.compress@wisewise.com、TEL: 03-6258-1346
※テレワーク推進中のため、極力メールにてお問合せお願いします
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☆動画公開!
バイオマス国際ウェビナー「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」
https://www.gef.or.jp/news/event/230809biomasspollution/#archive
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8月9日に開催した上記ウェビナーの資料及び動画(字幕付き)を公開しました。
米国南東部のバイオマス発電向けの木質ペレット生産地では、大量の木材を伐採し調達し続けることによる生物多様性や森林の多面的機能への影響だけでなく、木質ペレット工場からの大気汚染物質排出による住民の健康被害も問題となっています。ドラッグス社やエンビバ社のペレット工場が米国の大気汚染防止法違反で罰金を科されている状況について、現地NGO Environmental Integrity ProjectのPatrick Anderson氏にご報告いただきました。
ぜひご覧ください。
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☆NGO共同声明:石炭火力発電のバイオマス混焼・専焼推進はグリーンウォッシュ
─気候変動を加速させ、森林生態系を破壊する恐れ
https://www.gef.or.jp/news/info/ngostatement_biomass-co-firing/
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フェアウッド・パートナーズを共同で実施している国際環境NGO FoE Japanと地球・人間環境フォーラムは、4月11日に気候変動や森林問題に取り組む国内外の環境NGO 90団体とともに、4月に札幌で開催されるG7気候エネルギー環境大臣会合および5月に広島で開催されるG7サミットのホスト国を務める日本政府に対し、バイオマス混焼・専焼に対する支援を行わないことなどを要請する共同声明を発表しました。
木材の炭素排出係数は石炭よりも大きいにも関わらず、日本政府は「カーボンニュートラル」とみなしており、バイオマス燃焼時のCO2排出量は計上されていません。このため、日本では現在、石炭火力発電でのバイオマス混焼およびバイオマス専焼転換が急速に進められています。日本政府も、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)で石炭火力発電のバイオマス混焼設備を支援するほか、グリーン・トランスフォーメーション(GX)実現の政策として、石炭火力自家発電所等の燃料転換においてバイオマス混焼を推進しています。
詳細は以下をご覧ください。
https://www.gef.or.jp/news/info/ngostatement_biomass-co-firing/

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☆クリーンウッド法見直しへの提言を公表
~違法リスクの高い木材を日本の市場から排除するために
https://fairwood.jp/topics/230221/
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フェアウッド・パートナーズを運営する2団体、国際環境NGO FoE Japanと地球・人間環境フォーラムは、2023年の通常国会に改正案が提出される見込みのクリーンウッド法(合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律)の見直しについて、提言を公表しました。詳細は以下をご覧ください。
https://fairwood.jp/document/230221teigencwa
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☆プレスリリース:クリーンウッド法見直し、判断基準の明確化とDDレベルの向上が必須
~ルーマニアから輸入される木材製品に対するDD実態アンケート調査結果を公表
https://fairwood.jp/topics/220428release/
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フェアウッド・パートナーズではルーマニア材調達に関するアンケート結果などから、商社などが行っている木材調達デューデリジェンス(DD)の実態の分析を行い、クリーンウッド法の課題を指摘するプレスリリースを公表しました。
2022年に予定されている同法の見直しにおいて、リスクという考え方を取り入れたうえで、情報へのアクセス、リスク評価、リスク緩和措置に関する詳細なDD実施方法や実施のために必要なリスク情報を示すことを、フェアウッド・パートナーズでは関係政府機関に働きかけていきます。プレスリリースとアンケート調査結果は、以下をご覧ください。
https://fairwood.jp/topics/220428release/

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☆フェアウッド・パートナーズウェブサイトをリニューアルしました!
https://fairwood.jp/
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国際環境NGO FoE Japanと地球・人間環境フォーラムが運営するフェアウッド・パートナーズのウェブサイトがリニューアルし、見やすくなりました。
ぜひ、ご覧ください。
https://fairwood.jp/
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☆動画「ホント?ウソ? バイオマスはカーボンニュートラル?」を公開!
https://www.youtube.com/watch?v=3zsA48bGmUQ
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国際環境NGO FoE Japanでは、バイオマス発電を問う動画を作成しました。
バイオマス発電は、カーボンニュートラルと言われますが、本当でしょうか?森林は、樹木、地上に落ちた枝や葉、土の中にたくさんの炭素を蓄えています。特に、長い年月をかけて形成された天然林や、湿地や泥炭地に生えている森林は、地上部だけではなくて、地下にも大量の炭素を蓄えているのです。伐採して森林がなくなってしまうと、蓄えられていた炭素は、やがてCO2の形で空気中に排出されます。森林が元通りになれば、伐採のあと、放出されたCO2は、森林が回復する過程で吸収され、再び固定されます。しかし、それまでの間、大気中のCO2は伐採された森林の分だけ「増えている」状態が続いているのです。
森林がもとの状態に戻るとは限りません。この場合、森林に蓄えられた炭素は、CO2として大気中に放出されたままです。こうした状況をわかりやすい6分ほどの動画にまとめました。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=3zsA48bGmUQ
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☆パーム油のワークショップ教材ができました!
「パーム油のはなし」2/『知る・考える・やってみる!熱帯林とわたしたち』
https://plantation-watch.org/palmtextbook/
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地球・人間環境フォーラムもメンバーであるプランテーション・ウォッチと、開発教育協会(DEAR)が共同でワークショップ教材を制作しました。
シンプルで使いやすい10の授業案(アクティビティ)と専門家による11つのコラムを収録しています。今年の新聞記事を使いながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と熱帯林のつながりを考える授業案も収録しています。
森林減少、生物多様性、気候変動、そして、消費に焦点を当て、「持続可能な社会」と「アクション(行動)」を学ぶことができます。知って、考えて、動き出す。世界にはパーム油以外にもたくさんの問題がありますが、私たちが動くことで状況を変えていけるはず!
概要
・編集・発行:開発教育協会、プランテーション・ウォッチ
・2020年7月、A4版48ページ
・ダウンロード資料:写真9枚(A4カラー)
・一般価格:本体¥2,000+税(図書館価格¥4,000+税
・対象:小学校高学年以上

▼お問合せ・ご購入申込
認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)
Tel: 03-5844-3630 Fax: 03-3818-5940
〒112-0002 東京都文京区小石川2-17-41TCC2号館3階
http://www.dear.or.jp/books/book01/5190/
※本体価格のほか送料・手数料がかかります(1冊の場合税込550円~)
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フェアウッドカフェ ショッピングサイト
https://www.fairwood.jp/cafe/
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森や作り手の見える木製品がみつかるフェアウッドカフェのショッピングサイトが新しくなりました。
リニューアルに伴い、お買い物の際、カード決済、銀行振り込み、コンビニ決済がお選びいただけるようになりました。
何の木なのか、どこで育った木なのか、誰の手で生まれ変わったのか、ひとつひとつ物語や想いのつまった商品をご紹介していきます。フェアウッドカフェは、使ってくださるあなたや、あなたの大切な人にフェアウッドな暮らしを提案します。
ぜひご利用ください。
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☆フェアウッド・パートナーズのWEBサイト
「クリーンウッド法に対応する木材DDのための実践情報」
https://www.fairwood.jp/consultation/howto_dd.html
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2017年5月20日施行された「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称「クリーンウッド法」)」に対応するのに望ましい木材DD(デューデリジェンス)を行うための実践的な情報をお届けします。
※更新情報:
国別リスク情報「3.ルーマニア」に「その2」を追加しました。

■合法性確認とデューデリジェンス
■合法性確認のための木材DDのステップ
■国別リスク情報
問合せ 「木の流れから、未来をつくる」フェアウッド・パートナーズ
Eメール:info@fairwood.jp
国際環境NGO FoE Japan(三柴、佐々木、TEL:03-6909-5983)
地球・人間環境フォーラム(坂本、飯沼、TEL:03-5825-9735)

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☆パーム油について知るためのWEBサイト紹介
『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイト
http://plantation-watch.org/abunaiabura/

「パーム油調達ガイド」
http://palmoilguide.info
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プランテーション・ウォッチでは、パーム油の消費者向けと企業向けのウェブサイトを立ち上げています。
一般消費者向けには、『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイトを通じて、パーム油が身の回りの多くの食品に多く含まれていること、そのパーム油の生産のためのプランテーション 開発が引き起こしている環境問題や社会問題について伝え、情報を発信しています。
パーム油を調達している企業向けには、パーム油の調達リスクに対処し、サプライチェーン管理を実践するための情報や手順をまとめた情報提供サイト「パーム油調達ガイド(http://palmoilguide.info)」があります。
是非、サイトをご覧いただき、ご活用ください。

『あぶない油の話』パーム油のことを知るサイト
http://plantation-watch.org/abunaiabura/
「パーム油調達ガイド」
http://palmoilguide.info

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☆森林と私たちの暮らしのつながりについて学ぶ教材
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世界の森林問題について学んでもらうための映像教材をフェアウッド・パートナーズが関わり作成しています。
社内や地域での環境・森林をテーマとした勉強会等の企画に活用ください!
■映像資料
「人と木」(無料)
http://www.gef.or.jp/activity/forest/hitotoki/
「木の来た道」(定価3,000円/図書館価格:12,000円)(税別・送付料込)
http://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2009/pr090623_publish_woew.html
「森の慟哭」(詳細下記参照)
http://www.foejapan.org/forest/palm/dvd_01.html

■お問合せ
FoE Japan(三柴) Tel: 03-6909-5983
地球・人間環境フォーラム(坂本) Tel: 03-5825-9735
E-mail: info@fairwood.org

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発 行 : フェアウッド・パートナーズ http://www.fairwood.jp
編 集 : 坂本 有希/三柴 淳一
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