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The Guardian:伐採業者ら、先住民族リーダー4人を殺した罪で28年の刑(ペルー)

アマゾン・プカルパの裁判所は、伐採に反対していたエドウィン・チョタ氏を含む先住民族リーダー4人を殺した罪で、5人の違法伐採業者に28年の実刑判決を言い渡した。環境正義が勝利した珍しいケースとなった。
この殺人事件は2014年に発生したもので、8年後に判決が言い渡された。被害者らは、ブラジル・アマゾンとの国境近くで殺害される前に拷問を受けたという。チョタ氏はアマゾン・ウカヤリ地区のアシェニンカコミュニティの出身で、コミュニティの土地に対する権利を獲得し、違法伐採業者を追い出すために闘っていた。ナショナル・ジオグラフィックやニューヨーク・タイムズでは、彼や他のコミュニティメンバーに対する殺害予告が行われた経緯について詳しく紹介されていた。コミュニティは長年にわたり違法伐採業者らから脅迫を受けていたが、2015年7月、ようやく約8万haの正式な土地所有権を得ることとなった。

NGOグローバル・ウィットネスによると、過去10年間に世界で1700人以上の環境保護活動家が殺害されている。コロナ禍において環境保護活動家や先住民族リーダーへの攻撃が増加しており、特に2021年には、殺人事件の78%がブラジル、ペルー、ベネズエラのアマゾン地域で発生している。
原文はこちら(英語)
https://www.theguardian.com/world/2023/feb/17/peru-illegal-logging-murder-
indigenous-leaders