フェアウッドマガジン 第24号    April 2007

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フェアウッド建築セミナー特集号(3) ~産地の森が見える家づくり~

 木材の最大の需要先である住宅建築業、購入者の方々を対象に全国各地で開催している「フェアウッド建築セミナー2006」。エコビルド展に合わせた東京開催の講演録を紹介します。

1. 増える中国の木材需要と中露国境の木材貿易
中露木材貿易最大の国境港・綏芬河貨物新駅の様子
世界最大の森林国ロシアの木材貿易について、日本に代わって第1位の輸出先となった中国に焦点を当ててお話しします。ロシアの森林と中国の木材業者の間でどのような取引が行われているかはあまり知られていません。しかし、ロシアの森林伐採や森林火災の加速要因であり、その背景のアムール川沿い、北東アジアの人間活動は、北太平洋の生物生産に大きな影響を及ぼしています。 (神奈川県自然環境保全センター専門研究員/ 総合地球環境学研究所アムールオホーツクプロジェクトメンバー 山根 正伸 氏)

~ グローバルネット194号(2007年1月)から転載 ~

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2. 森林資源の循環にメーカーとしてできることを模索 ~コクヨの取り組み
FSC認証ヒノキ製の家具例 (コクヨ資料から)
CSR(企業の社会的責任)活動に積極的に取組むコクヨグループ。木材を取扱うコクヨファニチャー(株)は、オフィス空間に間伐材を含む国産材を多く取り入れる取り組みを進めている。その一方で地域密着型の「結の森プロジェクト」にも取組んでいる。これらユニークな取組みについて、同社官公庁営業部第2営業グループ国産材利用推進担当の甲賀廣代氏に聞いた。 (フェアウッド・キャンペーン事務局)

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3. 森林認証と小規模林家 ~森林保全の鍵握る担い手(後編)
ポータブル製材用ノコギリで 認証材を製造 (パプアニューギニア)
アジア太平洋地域における森林認証を巡る問題は、需要のみならず供給の面からも考える必要がある。認証材の供給業者と供給量を増やすには、援助機関、政府、業界及びNGOが新しいアプローチを取り入れる必要がある。そこで小規模林家による認証取得の拡大を目指した4つの方策を提案する。 (地球環境戦略研究機関(IGES)森林保全プロジェクト研究員 ヘンリー・スケーブンス 氏)

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