東京表参道の諸塚村
~くぬぎ、コナラの家具と小物~村の在り方そのままに
展望
今回の家具・小物づくりは、効率を求めず遠回りでとても大量生産には向きません。しかし日本や海外の山の状況を眺めてみるとその家具を作る意義、選ぶ意味が見えてきます。
この家具は、この木が育った山の空気や鳥や村人とのつながりと、街で家具になるまでに関わった人たちの手のぬくもりがあります。
そんな豊かさがこの家具、小物をきっかけに暮らしに広がっていけば、経済活動のなかにあっても、都市と山の互酬的な関係が築けるのではないでしょうか。 始まったばかりの諸塚広葉樹活用ですが、面白そうだな、温かいな、と感じていただけましたらぜひみなさんも、山とつながってみませんか? 諸塚の広葉樹が様々な人たちのアイデアや技術を経て家具や小物以外にも製品となって広がっていけばと思います。
(松下 修)