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速水林業の森
フェアウッド研究部会

第13回「日本林業の未来と可能性」(2017.1.26)

2016.12.16掲載
2017.03.09更新

2017年第1回目のフェアウッド研究部会は、江戸時代から続く速水林業代表・速水亨さんを迎え、日本の林業の未来を語っていただきます。変化する社会情勢の中で伝統ある「尾鷲ヒノキ」を継承すると同時に、日本初の森林認証FSCを取得する等、様々な取り組みで常に日本の林業をリードされてきた速水さんと、日本林業の可能性を考えます。

開催報告

(報告:坂本有希/フェアウッド・パートナーズ、地球・人間環境フォーラム)

フェアウッド研究部会第13回は「日本林業に未来と可能性」をテーマに、速水林業代表である速水亨さんにお話しいただきました。江戸時代中ごろ1790年に設立された家業を現代に引き継ぐ中で、伝統の継承と常に新たな取り組みに挑戦されている速水さんの、森への思い、林業に対する考え方を伺いました。

私が最も印象に残ったのは、山造りにおいて議論の存在する現場を大切にしているという点です。さらに「山造りで100の能力を持っているが、その持っている能力を他人に伝えることをしない人と、能力は80しかなくても他人に伝える能力を持つ人」がいるとすれば、速水さんは自社の従業員や林業に関わる人々に対して後者であることを求めていると話されました。さらに、「100年後、300年後の森の姿を想像し、バックキャストをして、今やるべきことを選択するための想像力がないことが、今の日本の林業の課題だ」と強調されました。

想像力の大切さは、森を壊さない木材=フェアウッドにおいても重要な視点です。今、手元にある木材がどのような森から来ているのか、加工はどんな工場で行われているのか、サプライチェーンを遡る想像力を働かせることが、フェアウッドを求めていく原点だと考えています。

開催案内

【開催概要】
日 時:2017年1月26日(木)18:30~21:30(開場 18:00)
場 所: 株式会社ワイス・ワイス(〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-12-7 2F)
会 費: 3,000円(懇親会費1,000円を含む。当日受付でいただきます)

【プログラム】(内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演「日本林業の未来と可能性」
速水亨氏/速水林業代表
第2部:懇親会

【講師プロフィール】
速水亨氏
1953年生まれ。1976年慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、家業の林業に従事。1977~79年東京大学農学部林学科研究生として、硫黄酸化物の森林生産にあたえる影響を研究。森林経営の機械化を行うとともに国内の林業機械の普及に努める。2000年2月に日本で初めての世界的な持続可能な森林管理認証であるFSC認証(森林管理協議会)を取得。著書に「日本林業を立て直す―速水林業の挑戦」(2012年)、「機械化林業への取組み」など。

【お申込み】
お申し込みフォームにてお申し込みください。フォーム記入ができない場合、「第13回フェアウッド研究部会参加希望」と件名に明記の上、1)お名前 2)ふりがな 3)ご所属(組織名及び部署名等)4)Eメールアドレスを、メールにてinfo@fairwood.jpまで送付ください。
※定員50名

【お問合せ】

  • 地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
    http://www.fairwood.jp、info@fairwood.jp、TEL:03-5825-9735
  • ワイス・ワイス(担当窓口/広報課 野村)
    http://www.wisewise.com、press@wisewise.com、TEL: 03-5467-7003

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