
第70回フェアウッド研究部会「赤谷プロジェクト~イヌワシが生きる森で地域社会の活性化も」
2023.3.6掲載
赤谷プロジェクトは、群馬県の北部みなかみ町、新潟県との県境に広がる1万ヘクタールの国有林「赤谷(あかや)の森」を舞台に、イヌワシの生息環境再生等の生物多様性の復元と、森林を活用した持続的な地域づくりを推進しています。2003 年から、地域住民で組織する赤谷プロジェクト地域協議会、日本自然保護協会、舞台となる国有林を管理する林野庁関東森林管理局の 3 つのセクターの協働により進められ、今年で 20 周年を向かえます。
赤谷の森には、日本で絶滅の危機にあるイヌワシが一つがい生息しており、その生息地を保全するため、20115 年からスギの人工林を伐採して、開けた空間を創り出す取り組みを開始、スギ人工林の伐採前には6年連続で子育てに失敗していましたが、伐採後の5年間では3回子育てに成功しました。現在、イヌワシの保全を目的に伐採した木材を地域内で、ストーリーを付けながら活用する取り組みを進めています。
赤谷プロジェクトを推進してきた日本自然保護協会の出島誠一さんに同プロジェクトの最新情報をお話しいただき、いきものが暮らしやすい森づくりが地域の活性化にもつながる事例を学び、議論します。
【開催概要】
日 時:2023年3月30日(木)18:00~20:00(開場:開始の5分前)
会議URL:お申込みいただいた方に後日ご案内いたします(ZOOM利用を予定)
参加費: 1,000円
※お申込みいただいた方で希望のある場合は、当日の録画アーカイブを後日、期間限定でご覧いただくことが可能です。
【プログラム】(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
講師:出島誠一/(公財)自然保護協会生物多様性保全部部長
第2部:懇親会(19:30~20:00)
(希望者のみ、お飲み物等はご自身で準備ください)
■講師プロフィール(敬称略)
出島誠一/(公財)自然保護協会生物多様性保全部部長
2004 年より群馬県みなかみ町の国有林で生物多様性の復元と持続的な地域づくりを進める「赤谷プロジェクト」を担当。みなかみユネスコエコパーク推進アドバイザー。絶滅危惧種のイヌワシ、サシバ、四国のツキノワグマの保護活動に従事。林野庁林政審議会委員、SGEC 評議委員会委員、FSC 日本の管理木材ナショナルリスクアセスメント WG。
【お申込み】
お申し込みフォームよりお申し込みください。
フォーム記入ができない場合、「第70回フェアウッド研究部会参加希望」と件名に明記の上、1)お名前 2)ふりがな 3)ご所属(組織名及び部署名等)4)Eメールアドレスを、メールにてinfo@fairwood.jpまで送付ください。
※定員100名
【お問合せ】
- 地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
http://www.fairwood.jp、info@fairwood.jp、TEL:03-5825-9735 - ワイス・ワイス(担当窓口/広報課 野村)
http://www.wisewise.com、press@wisewise.com、TEL: 03-6258-1346
※テレワーク推進中のため、極力メールにてお問合せお願いします。