第83回フェアウッド研究部会「考える森林業~人・社会・環境に優しい経営を目指して」
2024.10.28 掲載
国の資料(林野庁, 2024)によれば、現在の林業は丸太販売収入に補助金収入を加えても、伐採、造林、保育経費がその収入を上回り34万円/haの赤字経営となっています。また2020年の林業経営体数は2015年比で39%減少しており、森林・林業経営を継続することすら難しくなっている状況です。
今回は、そうした森林・林業の冬の時代を、農林兼業経営、林福連携、非木材林産物販売など多角経営で活路を見出している福山農林合同会社代表社員の福山寛人さんを講師にお招きします。福山さんが取り組まれているのは「森林業」。有機農業にも取り組まれていることから、その本質である「生態学的な健全さと公正さ」を軸に、「森」、「人」に対しても真摯に向き合うことで、人・社会・環境に優しい経営を目指しています。その「考える森林業」とはどのようなものなのか、熱い想いとともにお話いただきます。
【開催概要】
日時:2024年11月21日(木)18:00~19:30(開場:会場は15分前、オンラインは5分前)
場所:ハイブリッド(zoom×地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)東京都渋谷区神宮前 5-53-70国連大学ビル1F)
参加費:1,500円(懇親会費別)
定員:会場25名、オンライン90名
※懇親会は会場参加者のみご参加いただけます。当日の受付の際にお申込み・お支払いを承ります。
※会議URL:お申込みいただいた方に後日ご案内いたします。
※お申込みいただいた方で希望のある場合は、当日の録画アーカイブを後日、期間限定でご覧いただくことが可能です。
【プログラム】(敬称略、内容は予告なく変更することがあります)
第1部:講演(18:00~19:30 質疑含む)
講師:福山 寛人(ふくやま ひろと)/福山農林合同会社 代表社員
第2部:懇親会(会場参加者の希望者のみ、別会場にて開催予定)
【講師プロフィール】(敬称略)
福山 寛人(ふくやま ひろと)/福山農林合同会社 代表社員
北海道札幌市出身の農林家。2017年に特定非営利活動法人もりいく団を設立。森林を活用した多様な活動により森と市民の橋渡しをするほか、森林環境の保全・再生に重点をおいた森林づくりを開始する。2021年に福山農林合同会社を設立。北海道の慣例の中には存在し得ない概念や作業体制を取り込み、実践することで「人・社会・環境に優しい森林業の経営構築」を目指している。現在、特定非営利活動法人もりいく団団長、北の山子団協同組合代表理事、当麻有機農業を考える会会長、北海道森林づくりコーディネーターとして幅広く活躍。
【お申込み】
お申し込みフォーム(https://peatix.com/event/4183875)よりお申し込みください。
フォームがご利用できない場合、「第83回フェアウッド研究部会参加希望」と件名に明記の上、1)お名前、2)ふりがな、3)ご所属(組織名及び部署名等)、4)Eメールアドレス、5)参加方法(会場またはオンライン)、6)会場参加の場合懇親会の出欠を、メールにてinfo@fairwood.jp まで送付ください。
【主催】
国際環境 NGO FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、佐藤岳利事務所
【後援】
ワイス・ワイス
【助成】
緑と水の森林ファンド
【問い合わせ】
FoE Japan(担当:佐々木)
http://www.foejapan.org、info@foejapan.org
地球・人間環境フォーラム(担当:坂本)
http://www.fairwood.jp、info@fairwood.jp
※テレワーク推進中のため、メールにてお問合せお願いします。